ソフトバンク・石川柊太 (C) Kyodo News

 ロッテは11日、ソフトバンクから国内FA権を行使した石川柊太投手の獲得を発表した。

 石川はロッテ球団を通じて「このたび、野球人生の次のステージを千葉ロッテマリーンズさんでスタートさせていただくことが決まりました。これまで携わっていただいた全ての方々に感謝申し上げます。リーグ優勝、日本一を達成し、吉井監督を胴上げし、ファンの皆様に喜んでいただけるピッチングをする覚悟と勇気を持って戦っていきます」とコメント。

 吉井理人監督は「前から凄いピッチャーと思いながら、みていました。マリーンズのローテーションの柱の一人として、大いに期待をしています。特徴的なストレートと鋭い変化球が持ち味の投手で、入団をしていただけることが決まり、とても嬉しく、そして頼もしく思います」とコメントした。

 石川は13年育成ドラフト1位でソフトバンクに入団。プロ入りから2年間は故障に泣き苦しんだが、3年目の16年のシーズン中に支配下登録される。同年は一軍登板がなかったが、17年に先発・リリーフでフル回転し、34試合・98回1/3を投げ、8勝3敗1ホールド、防御率3.29をマークしブレイク。18年にはシーズン自己最多の13勝を挙げた。19年は故障の影響もあり2試合の登板にとどまったが、20年は最多勝利(11勝)、最高勝率(.786)のタイトルを獲得。21年には自身初の規定投球回に到達し、23年にはノーヒットノーランも達成した。今季は15試合・63回1/3を投げ、7勝2敗、防御率2.56だった。