ヤンキース移籍が報じられたマックス・フリード

◆ 16年ぶりのワールドシリーズ制覇へ大型補強

 ニューヨーク・ヤンキースがFAのマックス・フリード投手(30)を獲得したと現地時間10日、米複数メディアが報道。契約は8年総額2億1800万ドルとされている。

 フリードは2012年のドラフトでパドレスの球団1巡目指名を受け、2017年にブレーブスでMLBデビュー。2019年にキャリア最多の17勝とブレークすると、2021年には14勝を挙げてワールドシリーズ制覇に貢献。2022年は14勝7敗、防御率2.48という成績でサイ・ヤング賞投票2位にランクインした。8シーズン通算73勝をマークし、ゴールドグラブ賞に3度輝いた。

 今季は29先発で11勝10敗、174回1/3を投げて防御率3.25、166奪三振という成績。キャリア2度目のオールスターゲーム選出を果たした。今回のフリードの契約総額は、昨季オフに投手史上最高額12年3億2500万ドルでドジャースと契約した山本由伸らに次いで、投手史上4番目、左腕としては史上最高額となった。

 15年ぶりのア・リーグ制覇、ワールドシリーズ進出を果たしたヤンキースは先発ローテーションの強化に成功。エース右腕ゲリット・コール、今季16勝の左腕カルロス・ロドン、今季新人王ルイス・ギルらの先発陣にフリードが加わる。