ブラジルメディアの『SporTV』は8日、ボタフォゴ所属のブラジル人FWジュニオール・サントスが、FWカンペオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル全国選手権1部)の優勝を果たし、コパ・リベルタドーレス2024との二冠を達成した喜びのコメントを発したと報じた。
現在30歳のJ・サントスは、かつてJリーグでプレーし、柏レイソル、横浜F・マリノス、サンフレッチェ広島に所属していた。2022シーズン途中で広島を離れて母国に復帰。2023年3月にボタフォゴへ完全移籍すると、主力として躍動した。11月30日に行われたコパ・リベルタドーレス決勝ではゴールを決めて優勝に貢献。大会通算10ゴールで得点王にも輝いた。
そんなボタフォゴは2位のパルメイラスと勝ち点差「3」の首位で迎えた8日のカンペオナート・ブラジレイロ・セリエA第38節(最終節)のサンパウロ戦を2-1で勝利。1995年以来3度目の同大会優勝を果たした。
試合後、J・サントスは「ボタフォゴの栄光の軌跡の一部になれたこと、チームメイトとともに重要な役割を果たせたことを嬉しく思う」と、コパ・リベルタドーレス2024とカンペオナート・ブラジレイロ・セリエAの二冠に貢献できたことを誇った。
続けて「ピッチに入り、試合前の国歌斉唱のときにサポーターの姿を見た。そして、これまでたどってきた道のりを思い、自分自身に『なんてこった。これは自分の人生に与えられた“神の手”だ』と言ったんだ。だって自分はクラブの下部組織を経験せずに23歳でプロになったのだから」と、他の選手たちとは異なる軌跡を経たことを振り返った。
そして「ありがたいことに、自分は今までプレーした場所で得点を決めて活躍できた。日本でもタイトルを取ることができた」と、2019年に明治安田J2リーグで優勝した柏レイソルの一員だったことや、2022JリーグYBCルヴァンカップの序盤の7試合に出場し6ゴールを記録し、同大会のサンフレッチェ広島の優勝に貢献したことにも言及。
そのうえでJ・サントスは「色々なことがあったけど、人生を好転させることができたすべてのことに感謝している」と、紆余曲折を乗り越え大きなことを成し遂げた喜びを表現した。