アサヒ飲料が販売する「アサヒ おいしい水 天然水 白湯」ブランドは、20代〜50代の男女1,600人を対象に、「冷え性と温活ドリンクに関するアンケート調査」を実施した。なお、調査期間は2024年11月6日~8日であった。

「冷え性だと感じることはあるか」という質問に対し、半数以上である59.1%が「はい」と回答した。女性が77.8%と、男性より高い傾向にあったが、男性においても40.5%と、冷え性と感じている人が多い結果となった。特に20代男性においては、約半数の49.5%が冷え性であることが明らかとなった。

「何歳ごろから冷え性になったか」という質問では、早い人は幼少期、多くは10代~20代に冷え性になる人が多いことが明らかとなった。全体的に年齢を重ねてから感じる人が多い傾向にあったが、20代に限っては6割が10代で冷え性になったと回答しており、顕著に高い結果となった。

また、男性の冷え性の人のうち13.3%が「冷え性であることをはずかしくて他人に言えない」と感じており、男性の冷え性はオープンに言えない雰囲気もあるようだという。

冷え性に感じている人を対象に、温活を意識して温かい飲み物を飲むことはあるかを聞いたところ、70%が「はい」と回答した。よく飲む飲み物は「お湯(白湯)」(48.8%)、「味噌汁」(46.1%)、「コーヒー」(43.2%)、「スープ」(42.4%)の順に高い結果となった。特に「お湯(白湯)」は20代で54%と高い結果となった。

その理由として、「すぐ飲めるから」「経済的だから」「カフェインがないから」「糖分が入っていないから」ということが挙げられた。白湯を飲んで温活をしている人、いわゆる「サユナー」の存在が明らかとなった。

冷え性に感じていて白湯を飲む人を対象に、普段どのようなときにお湯(白湯)を飲むかを聞いたところ、「朝起きた時」(61%)の回答が半数を超える結果となった。続いて「寝る前」(29.3%)、「家でくつろぐ時」(26.4%)、「朝食」(21.1%)、「仕事・勉強の時」(15.9%)、「夕食」(11.9%)、「風呂上り」(11.0%)と、1日中白湯を飲んでいることが明らかとなった。また、「気温が低いと感じた時」「体調不良と感じた時」なども高い結果となった。また、お湯(白湯)を飲む理由を聞いたところ、「冷えた体を温めるため」(53.8%)、「体を温めて体調を整えるため(健康のため)」(46.9%)が高い結果となり、単に体を温めるだけでなく、健康を意識して飲んでいることが明らかとなった。また「美容」や「リラックス」、「水分補給」を目的に飲んでいる人も一定数いることがわかった。

お湯(白湯)を飲む量や回数は5年前と比べてどう変わったか聞いたところ、53.3%(「かなり増加」と「やや増加」の合計)が増加したと回答した。

サユナー(温活で白湯を飲んでいる人)とそれ以外の人との比較で健康に関する取り組みについて聞いたところ、サユナーは美容液などで肌の保湿ケアを毎日行うなど美容意識が高く、普段からトレーニングで体を鍛えている、そして良質な睡眠をとるために工夫している人が多い傾向があったという。こうした層から飲用層が一般化し、拡大しているものと推察されるとのこと。