女優の福本莉子が10日、フジテレビ系ドラマ『全領域異常解決室』(毎週水曜22:00~ ※FODで先行・見逃し配信)の生配信イベント(FODで無料アーカイブ配信中)終了後に取材に応じ、撮影秘話などを語った。
小夢っちと興玉さんの恋を応援する本当に優しい神様
水を自在に操る能力を持つ神「豊玉毘売命(とよたまびめのみこと)」の豊玉妃花を演じている福本。今回の生配信イベントは、ドラマの神話監修を務める國學院大學の平藤喜久子教授に日本の神々を学ぶというもので、元々神社仏閣が好きだというだけに、「全部興味深かったですね。自分が好きな神社に祀られている神様についてとか、まだまだ聞きたいことがいっぱいあります」と興味津々だ。
「豊玉毘売命」を祀る神社は全国各地にあるそうだが、平藤教授のおすすめは宮崎県とのこと。「この作品をきっかけに行ってみたいと思います」と意欲を示した。
今作の撮影は、「最初の頃は単独行動が多く、かつミステリアスな女の子ということで、あんまり多くは言えなかったんですけども、5~6話あたりから全決の一員として皆さんと撮影できて本当に楽しかったですし、今までありそうでなかった日本の神話をテーマにしたドラマなので、やっていても面白かったです」と充実感。
自身の役柄について、「自分が生きたいように生きているのがすごく素敵だなと思います。小夢っち(広瀬アリス)という親友がいて友情も大事にするし、興玉さん(藤原竜也)と付き合ってた過去もあるけど、小夢っちと興玉さんの恋を応援する本当に優しい神様だなと思っていて、そういうところがすごく好きです」と愛着がわいたようだ。
神様が登場するドラマだけに、撮影中に神様の存在を感じた瞬間があるかと聞いてみると、「天気に恵まれていました。ほとんど予備日も使わなくて、雨が降ってる時も撮影になったら止んだりすることがありました。天照(あまてらす)さんが見守っていたんじゃないかなと思います(笑)」と明かした。
先輩たちに囲まれての撮影「忘れられない時間に」
先輩の役者たちに囲まれる撮影現場だが、「本当に皆さんとフレンドリーにお話しさせていただきましたし、台本が出来上がるとそのことでみんなが前室で盛り上がるんです。みんなでこの作品を楽しみながら撮影していた感じです」と一体となって臨んでいたのだそう。
また、「子どもの頃からずっとテレビで見ていた皆さんと一緒にお芝居できるという環境もすごく勉強になりましたし、すごく緊張もしたんですけど、本当に忘れられない時間になりました。本番になると皆さんスイッチが入って、本当にその神様に見えるんです。そこの切り替えも間近で見て、すごく刺激になりました」と経験値を得た。
物語は、11日に地上波で第9話が放送され、FODでは最終話の配信がスタート。クライマックスに向けて、「全領域異常解決室vsヒルコという中で、今まで謎だったことがどんどん解明されますし、本当に目が離せない9話・10話になっています。ぜひ最後まで見届けていただけるとうれしいです」と呼びかけた。
ちなみに、劇中で身につけていたオリジナルのサメのぬいぐるみについて、名前がないことに気付いた福本。この場で命名することになると、平藤教授から、豊玉毘売命の子どもの名前が「ウガヤフキアエズ」ということを教えてもらい、「ウガちゃん」に決定した。