京王電鉄は10日、初詣客等の利便性向上を目的として、大みそかに京王線で終夜運転を実施すると発表した。新宿~高尾山口間で各駅停車をおおむね60分間隔で運行するほか、新宿発高尾山口行の臨時座席指定列車「京王ライナー迎春号」も4本運行される。
年末年始は京王線・井の頭線ともに12月28日から1月5日まで土曜・休日ダイヤで運転。京王線の終夜運転は12月31日深夜から1月1日早朝まで新宿~高尾山口間で実施され、各駅停車などおおむね60分間隔で運行する。新宿~高尾山口間以外は終夜運転を実施しない。
新宿~高尾山口間を結ぶ臨時座席指定列車「京王ライナー迎春号」は5000系(10両編成・クロスシート)を使用。新宿駅1時0分発・高尾山口駅1時47分着、新宿駅2時0分発・高尾山口駅2時47分着、新宿駅2時50分発・高尾山口駅3時37分着、新宿駅4時5分発・高尾山口駅4時52分着の4本を運行し、新宿~高尾山口間で途中の明大前駅、府中駅、分倍河原駅、聖蹟桜ヶ丘駅、高幡不動駅、北野駅、めじろ台駅、高尾駅に停車する。新宿駅と明大前駅は乗車専用、その他の停車駅は乗車・降車ともに可能。新宿~府中間で座席指定券(410円)が必要だが、府中駅から先は座席指定券なしで乗車できる。
「京王ライナー迎春号」の座席数は438席。京王チケットレスサービスにて12月24日7時から発車1分前まで座席指定券を販売する。満席になり次第、販売終了となるが、空席がある場合、券売機で12月31日始発から発車1~5分前まで販売する。