東急電鉄は10日、大井町線と東横線で運行している有料座席指定サービス「Q SEAT」について、12月17日から座席指定券の車内販売を開始すると発表した。これにともない、予約を行わなくても「Q SEAT」の利用が可能となる。

  • 有料座席指定サービス「Q SEAT」の座席指定券が車内で販売される

「Q SEAT」の座席指定券はこれまで、インターネットおよび一部の駅改札窓口で販売していたが、12月17日以降、空席がある場合に限り、「Q SEAT」列車の到着時にトレインクルーが車内で販。渋谷駅、中目黒駅、大井町駅のホーム上でもトレインクルーが座席指定券を販売する。

車内で購入する場合、ホーム上の「Q SEAT」乗車口で列車の到着を待ち、到着後にトレインクルーへ座席指定券の購入を申し出る必要がある。購入した後はトレインクルーから座席指定券を受け取り、指定された座席を利用する。渋谷駅、中目黒駅、大井町駅では、ホーム上の「Q SEAT」乗車口にて、列車到着前にトレインクルーへ座席指定券の購入を申し出る必要がある。

  • 2024年12月17日以降の購入方法

  • 渋谷駅、中目黒駅、大井町駅のホーム上販売箇所

いずれの場合も座席番号は指定できない。決済方法は交通系ICカードとクレジットカードのタッチ決済のみとされ(デビットカードは不対応)、現金での購入は不可。座席指定券の販売額は500円(大人・小児一律)。なお、これまで通りインターネット販売と駅窓口販売も継続される。