元プロ野球選手で野球解説者の岩本勉氏が7日、YouTubeチャンネル『岩本勉チャンネル』で公開された動画「【田中将大】楽天退団も未だ所属先が見つからず…『年間0勝で2億6000万の投手は普通はクビ』『先発ならラストイヤー宣言すべきだった』岩本の見解を語ります。」に出演。田中将大の楽天退団に感じたことを述べた。

田中将大

田中将大の楽天退団に感じたこと

先月24日、楽天からの退団が発表された田中。名球会入りの基準となる200勝にあと3勝に迫った通算197勝の功労者の退団は大きな話題になったが、12月10日時点でも、獲得に乗り出す球団は出ていない状況だ。

そんな田中について、岩本氏は「いろんな憶測が飛びかってて彼、今、表を歩かれへんやろな」と同情しながら、「マー君、そりゃ給料下がるって」と率直な感想を告白。

そのように思う理由を「だって2024年、勝ち星ついてないわけでしょ? で、それで2億6000万」と説明しつつ、「減額(制限)を超える、たぶん数千万の提示やったと思う」「数千万円でも、しょうがないやんこれって。野球ビジネスやから。いくら生え抜きで、アメリカ行ってるけども、あと3勝で200勝達成。それはやらしてあげたいけども、見込みなく何億も積まへんやん。だったら、若い選手を数人育てたほうが、イーグルスのその先のためにはメリットやんか」と持論を述べた。

また、楽天フロント陣から期待されていないと田中が漏らした件も「(期待)されてるやん。限度額を切ってても、来年の契約を考えてますって契約書が目の前にあるってことは期待されてることやね」と指摘し、「これはね、はっきり言ってプライドが邪魔したね」と自身の考えを打ち明けていた。

【編集部MEMO】
現役時代、日本ハムファイターズ(北海道日本ハムファイターズ)で活躍した岩本勉氏。「ガンちゃん」の愛称で知られ、現役引退後は野球解説者・タレントとして活躍している。2020年、自身のYouTubeチャンネル『岩本勉チャンネル』を開設。2020年10月30日に公開された動画「ついに岩本が“斎藤佑樹”について語るでぇ〜! 見逃し禁止やでぇ〜!」が100万回を超える再生回数を記録するなど、ファイターズゆかりの選手について語った動画が人気を博している。