サンフレッチェ広島は10日、松本山雅FCより期限付き移籍していたGK薄井覇斗の移籍期間が満了となったことを発表した。

 1999年7月11日生まれで現在25歳の薄井は、流通経済大学から2022年に松本に加入。2シーズンで出場機会がないまま、今季は広島に期限付き移籍で加入したが、公式戦で出場機会はなかった。

 移籍期間が満了となったことを受け、薄井は広島のクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。

「1年間という短い期間でしたが、広島に来て大きな経験をすることができました。エディオンピースウイング広島完成初年度というタイミングでの加入、最終節まで優勝争いをするチームのトレーニングへの姿勢、目の前で見ることのできたJ1のプレーの質、レジェンドの背中、ファン・サポーターの応援、これら全てが今の僕の財産となっています。この経験をただの思い出とせず、自分のこれからの人生に活かせるようこれからも精進していきます。ありがとうございました!!」

 また、契約満了に伴い、来季の契約を結ばないことが発表された所属元の松本のクラブ公式サイトでも薄井は以下のようにコメントしている。

「このたびチームを離れることとなりました。大学卒業からこれまで、クラブの力になることができなかったことが心残りですが、別のチームで成長した姿を見せられるよう頑張っていきます。これまでのファン、サポーターの皆様方からの多大なる応援、サポートにとても感謝しています。本当にありがとうございました。薄井覇斗」