ボルシアMGで活躍中の板倉滉 [写真]=Getty Images

 ボルシアMGのローランド・ヴィルクスSD(スポーツディレクター)が、日本代表DF板倉滉の去就について言及した。8日、ドイツ誌『キッカー』がコメントを伝えている。

 1997年1月27日生まれで現在27歳の板倉は、2019年1月に川崎フロンターレからマンチェスター・シティへ加入し、フローニンゲンとシャルケへのレンタルを経て、2022年夏にボルシアMGへ完全移籍。ここまで公式戦通算62試合に出場し5ゴール3アシストをマークするなど、加入当初からセンターバック(CB)の主軸として活躍している。

 ボルシアMGとの現行契約を2026年6月末まで残している板倉だが、昨シーズンのエールディヴィジ覇者であるPSVからの熱烈な関心も明らかに。同クラブが今夏に続き1月の移籍市場でオファーを提示する可能性があるとも報じられていることから、去就には大きな注目が集まっている。

『キッカー』が報じたところによると、ボルシアMGは最終ラインの主軸を担う板倉との契約を延長したいと考えており、すでに交渉が進行中とのこと。しかし、契約延長の目処が立たない場合には、フリートランスファーでの流出を避けるべく、来夏の移籍市場で他クラブからのオファーに耳を傾ける可能性もあるようだ。ヴィルクスSDは板倉との交渉について次のようにコメントしている。

「我々は全力を尽くしている。彼はこのチームにおいて極めて重要なプレーヤーだ。連絡を取り合っているが、どのような結果になるかはまだ言えない。できる限りのことをしているが、我々にも限度がある。仮に十分でなければ、我々は新しい板倉を探すことになるだろう。いずれにしても、冬に彼を売却するつもりはない。我々は契約を延長したいと考えているし、そのために全力を注いでいる」

 ボルシアMGとの契約を延長するのか、はたまた活躍の場を移すのか。板倉の去就に引き続き注目が集まる。