ボルシアMGで全試合フル出場を続ける板倉(撮影は第7節ハイデンハイム戦) [写真]=Getty Images

 ボルシアMGに所属する日本代表DF板倉滉が、ドイツ誌『キッカー』のブンデスリーガ第13節ベストイレブンに選出された。

 ボルシアMGは7日、ホームでドルトムントと対戦。試合はスコアレスで折り返した後半の64分、U-21イングランド代表FWジェイミー・バイノー・ギテンスにカットインから豪快な一撃を叩き込まれたものの、71分にオーストリア代表MFケヴィン・シュテーガーがPKを決め、1-1のドローで終了していた。

 今季、ドルトムント戦の前までに行われた公式戦全14試合にフル出場し、2ゴールを記録している板倉は、同試合もセンターバックの一角としてフル出場。ケガから戻ってきたスイス代表DFニコ・エルヴェディとコンビを形成し、ハイラインを設定することで全体の陣形をコンパクトにしながら、ドルトムントの攻撃陣の自由を制限した。個人のバトルにおいても、ここまで公式戦10ゴールを挙げているギニア代表FWセール・ギラシを完封したと言っていいパフォーマンスを披露。後半アディショナルタイムにヘッドでピンチを迎えた場面以外では、ギラシに決定機と呼べるようなシーンを与えなかった。

 これらの活躍が評価され、『キッカー』は今節のベストイレブンに板倉を選出。ボルシアMGから選ばれたのは板倉のみで、対戦相手のドルトムントからもスイス代表GKグレゴール・コベルしかリストには入っていない。同試合、フィールドプレーヤーでは随一のパフォーマンスを見せたと言えるだろう。

 板倉以外では、ハイデンハイムとの撃ち合いを4-2で制したバイエルンより、後半途中からの出場で2ゴールを挙げたドイツ代表MFジャマル・ムシアラ、1アシスト以外にも攻守で安定したパフォーマンスを見せた同MFジョシュア・キミッヒが選出。ザンクト・パウリ戦でコーナーキックからゴールを挙げるなど、レヴァークーゼンの2-1での勝利に貢献した同DFヨナタン・ターも名を連ねた。

『キッカー』が選出した第13節のベストイレブンは以下の通り。

◆◼︎『キッカー』選出の第13節ベストイレブン

▼GK
グレゴール・コベル(ドルトムント)
▼DF
板倉滉(ボルシアMG)
ヨナタン・ター(レヴァークーゼン)
ヴィリ・オルバン(ライプツィヒ)
▼MF
アタカン・カラソル(シュトゥットガルト)
ジョシュア・キミッヒ(バイエルン)
パウル・ネーベル(マインツ)
ジャマル・ムシアラ(バイエルン)
▼FW
モハメド・アムーラ(ヴォルフスブルク)
ニック・ウォルトメイド(シュトゥットガルト)
ヨーナス・ヴィンド(ヴォルフスブルク)

【ハイライト動画】ボルシアMGとドルトムントの激闘はドロー