富士山麓電気鉄道は、富士急行線で使用している1000系1001号編成について、定期運用を12月15日で終了すると発表した。1994年以降、主力車両として長く活躍してきた1000系が、完全に定期運用を終了することとなる。

  • 富士急行線の1000系1001編成

定期運用最終日の12月15日、河口湖駅で「1001号編成定期運用引退イベント」を開催することも発表された。7時30分から19時10分まで、当日限りの記念乗車証を配布するとしており、電車で河口湖駅を訪れた人が対象(1000系への乗車は問わない)となる。1人につき1枚、降車時に申し出た人に配布する。数量限定のため、なくなり次第、終了する。

「鉄道BIG4」として活動する岡安章介さん(ななめ45°)と一緒に1001号編成に乗車する「1000系魅力探検ツアー」も当日限定で実施。車内で富士急行線の現役運転士と、1000系の譲渡元である京王電鉄の運転士によるトークやクイズなどを予定している。参加費は1人5,000円。時間は11時15分から13時13分までとされている。

  • 引退記念乗車証イメージ

  • 1000系1001編成の定期運用終了に合わせ、12月15日に引退イベントを開催

当日15時から、河口湖駅留置線で1000系の車両撮影会も実施。岡安さん監修の下、ヘッドマークや方向幕の変更を行う。参加費は1人3,000円。「1000系魅力探検ツアー」と撮影会はどちらも「富士急のりもの百貨店」サイトにて、12月12日まで申込みを受け付ける。