友人や恋人とワイワイするのも楽しいですが、たまにはひとり静かに過ごしたいときもあるでしょう。本記事では、関東エリアのひとりでぼーっとできる場所おすすめ15選を紹介します。都心から小旅行気分が味わえる郊外まで、幅広く紹介するのでぜひ参考にしてください。
関東のひとりでぼーっとできる場所【公園編】
まず、都会の喧噪を忘れて静かに過ごせる公園を紹介します。
清澄庭園(東京)
江戸時代の屋敷跡を三菱の創始者・岩崎弥太郎が購入し、隅田川の水を引き込んで整備した庭園。泉水、築山、枯山水を主体とした回遊式林泉庭園で、野鳥や季節の花々を見ることができます。「佐渡赤玉石」などの名石や、池に突き出るようにして建つ「涼亭」など見どころも満載。池に置かれた飛び石「磯渡り」から周りを眺めるのもおすすめです。
【清澄庭園】
住所: 東京都江東区清澄3-3-9
砧公園(東京)
約39万平方メートルの敷地面積を誇る都市公園。春には約840本の桜が咲き誇り、花見スポットとしても人気です。緑豊かな自然のなかを散歩したり、広大な芝生広場で寝転んだり、思い思いに過ごすことができます。園内には吊橋が架かる小川が流れ、カルガモやコサギなど野鳥の観察を楽しめる場所も。国内外の近現代アートを展示する美術館もありますよ。
【砧公園】
住所: 東京都世田谷区砧公園・大蔵1・岡本1
山下公園(神奈川)
関東大震災後の復興事業の一環として整備された公園。海沿いにあるベンチに座って、横浜ベイブリッジや行き交う船、カモメの飛ぶ姿をのんびり眺めていると、時間を忘れてしまいそうになります。癒しのひとときを過ごすなら美しいバラ園も見逃せません。公園近くにはカフェも多いので、テイクアウトして楽しむのもおすすめです。
【山下公園】
住所: 神奈川県横浜市中区山下町279
関東のひとりでぼーっとできる場所【海岸編】
次は、美しい眺めに癒される海岸を紹介します。
腰越海岸(神奈川)
きれいな砂浜が約200mつづく、江ノ島エリアでも比較的落ち着きのある海岸。海はもちろん、江ノ島と富士山を一度に眺められる景色が魅力です。特におすすめは夕暮れどき。青からオレンジ、そして紫へと色を変える空と海のコントラストは神秘的で心癒されます。夕景に浮かぶ江ノ島のシルエットもフォトジェニック。波音を感じながら絶景を望む、贅沢な時間を過ごせますよ。
【江ノ島・腰越海岸】
住所: 神奈川県鎌倉市腰越2-9
野島埼 (千葉)
房総半島最南端に位置する岬。太平洋に大きく突き出すように広がる姿が印象的な景勝地です。海岸の岩場には白いベンチが設置され、ここに座ると海が一望できます。朝日、夕日、満天の星とどの時間に訪れても絶景に出会えるのがうれしいポイント。全国で16基しかない「のぼれる灯台」のひとつ・野島埼灯台の上から景色を眺めるのもおすすめです。
【野島埼】
住所: 千葉県南房総市白浜町白浜
大洗海岸(茨城)
日本の渚百選や日本の白砂青松百選に選定される美しい海岸。特に、海岸の岩礁に立つ「神磯の鳥居」が絶景スポットとして有名です。海岸が真東を向いているので、鳥居の真上から朝日が昇る貴重な景色が堪能できます。満潮から干潮にかけての時間帯に大洗サンビーチを訪れると、浜辺が海水で鏡のように反射する神秘的な光景を楽しめますよ。
【大洗海岸】
住所: 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町
関東のひとりでぼーっとできる場所【電車編】
次は、車窓からの景色を楽しめる鉄道を紹介します。
秩父鉄道(埼玉)
三峰口駅から羽生駅を結ぶ埼玉県北部を東西に走る鉄道。荒川と並行して走る列車の車窓からは、エメラルドグリーンの湖面が美しい「玉淀湖」や長瀞渓谷を横断する「荒川橋梁」など、自然豊かな景色が望めます。都営地下鉄や東急電鉄で活躍した懐かしい車両が走るのも特徴。週末を中心に運行する「SLパレオエクスプレス」も人気です。
【秩父鉄道】
住所: 埼玉県熊谷市桜木町1-202-1 (熊谷駅)
箱根登山鉄道(神奈川)
100年以上の歴史をもつ日本唯一の本格的山岳鉄道。山々を縫うように走る列車の車窓には、次々と絶景が訪れます。現存する日本最古の鉄橋「早川橋梁」や相模湾を一望できる上大平台信号場からの景色は必見。急斜面を登るため、電車の進行方向を変えるスイッチバックも体験できます。梅雨の時期には沿線に咲き誇る見事なあじさいを楽しめますよ。
【箱根登山鉄道】
住所: 神奈川県足柄下郡箱根町湯本白石下707-1(箱根湯本駅)
わたらせ渓谷鐵道(群馬)
渡良瀬川の上流を蛇行しながら進むローカル鉄道。車窓からは、渡良瀬川の清流と渓谷が織り成すダイナミックな景色が広がります。窓ガラスのないトロッコ列車に乗れば、渓谷の心地よい風を感じながら、沿線の自然を存分に楽しめるでしょう。運行日は事前にチェックを。途中下車して、高津戸峡や足尾銅山観光といったスポットに立ち寄るのもおすすめです。
【わたらせ渓谷鐵道】
住所: 群馬県桐生市末広町11-1(桐生駅)
関東のひとりでぼーっとできる場所【美術館編】
次は、インスピレーションが湧いてきそうな美術館を紹介します。
国立新美術館(東京)
黒川紀章が手掛けた波を打つような一面ガラス張りの外観が印象的。コレクションをもたないユニークな美術館で、一年を通じて近現代美術やマンガ、ファッションなど幅広い展示を行っています。都会の真ん中にありながら、約14,000平方メートルもの広大な展示スペースをもつのも特徴。アート鑑賞の合間に、太陽の光が降り注ぐカフェでのんびりすることもできますよ。
【国立新美術館】
住所: 東京都港区六本木7-22-2
宇都宮美術館(栃木)
「うつのみや文化の森」にある、広大な自然に囲まれたロケーションが魅力の美術館。四季折々の自然を感じながらアート鑑賞が楽しめます。ルネ・マグリット、マルク・シャガール、黒田清輝、浅井忠といった20世紀を代表する巨匠の作品や宇都宮ゆかりの美術作品を収蔵し、企画展は年5〜6回ほど開催。美術鑑賞のあとに文化の森へ散策に出かけてみるのも楽しいでしょう。
【宇都宮美術館】
住所: 栃木県宇都宮市長岡町1077
角川武蔵野ミュージアム(埼玉)
図書館、美術館、博物館が融合した複合文化ミュージアム。約2万冊の本が並ぶ、高さ約8mの巨大本棚に囲まれた「本棚劇場」は圧巻の光景です。定期的に上映されるプロジェクションマッピングでは、没入感も味わえます。世界最大級のライトノベルコレクションを誇る「マンガ・ラノベ図書館」、企画展なども見どころ。隈研吾設計の巨大な岩のような建物にも注目です。
【角川武蔵野ミュージアム】
埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3
関東のひとりでぼーっとできる場所【異国情緒スポット編】
次は、日本にいながら海外旅行気分を味わえるスポットを紹介します。
横浜山手西洋館(神奈川)
横浜が開港した当時の外国人居留地の面影を今も残す横浜山手エリア。異国情緒あふれる街並みは散策するだけでも楽しいですが、7つの西洋館が無料で見学できるので、立ち寄ってみましょう。外国人向けのアパートメントだった「山手234番館」、元英国総領事公邸の「横浜市イギリス館」など趣もさまざま。1階がカフェになった「えの木てい」は休憩に最適です。
【横浜山手西洋館】
住所: 神奈川県横浜市中区山手町
メッツァビレッジ(埼玉)
北欧のライフスタイルをテーマにした複合施設。フィンランド語で「森」を意味する「メッツァ」の名のとおり、緑豊かな森に囲まれた環境で、湖畔の風景を満喫できます。施設内にはフィンランドのオールドマーケットをモチーフにした買い物エリア、北欧ブランドを扱う輸入雑貨ショップ、北欧グルメが味わえるレストランなどが集結。気軽に海外旅行気分を味わいたい人におすすめです。
【メッツァビレッジ】
住所: 埼玉県飯能市宮沢327-6
佛光山 法水寺(群馬)
台湾・高雄に総本山を置く臨済宗佛光山の日本における総本山として2018年に誕生。入口で出迎えてくれるユニークな小僧の像の後ろには、238段の長い階段が山門へとつづきます。山門から望む赤城山と渋川市の街並みは正に絶景。純白の大仏さま・釈迦牟尼仏や手描きの天井絵など、見どころも満載です。併設するカフェでは台湾メニューも味わえますよ。
【佛光山 法水寺】
住所: 群馬県渋川市伊香保町伊香保637-43
ぼーっとできる場所でひとり時間を満喫しよう!
今回は、関東エリアのひとりでぼーっとできる場所おすすめ15選を紹介しました。気になるスポットは見つかりましたか? 美しい景色やアートに触れて、心洗われる時間を過ごしてくださいね。