北海道の東部、根室管内の中央部に位置する別海町(べつかいちょう)は、東西61.4km、南北44.3kmに広がるまち。夏場の平均気温は20度前後で涼しく過ごせ、真冬はマイナス20度を下回る日も!

東はオホーツク海に面し、北海道らしい大平原が広がる牧歌的な風景が見られる一方、東部には日本最大の砂嘴(さし)であり、観光客も多く賑わいを見せている野付(のつけ)半島、南部には風蓮湖(ふうれんこ)があり、3市町にまたがって野付風蓮道立自然公園を形成するなど、さまざまな景観を有し、自然条件に富んでいます。

また、生乳生産量日本一の酪農をはじめ、大きく甘みのあるホタテやいくら、秋鮭、ホッキ貝などの特産物が有名です。

本稿では、そんな別海町への移住の魅力や、ふるさと納税返礼品について紹介していきます。

お試し移住ができる! 別海町の魅力について

  • 下野付遊歩道

おいしい食べ物、広いまっすぐな道、どこまでも続く牧草地や、広い空や動物、さらさらの雪など、たくさんの素敵なモノであふれる北海道の中でも、道東と呼ばれる地域にある別海町には手付かずの大自然が残され、ここでしか体験できないことや、見ることのできないものがたくさんあります。

まちでは、お試し移住(ちょっと暮らし)を実施。一度来てみないとわからないことばかりですが、都内から飛行機の乗り継ぎなしに来ることができる道東は、思っているより身近な場所にあります。

移住に興味はあるけれど知らないまちにいきなり住むことは、不安がたくさんあって、難しいこと。そんな不安を持っている移住希望者に、納得してまちに移住・定住してもらえるお手伝いができるよう、“ちょっとだけ”体験できる住宅「別海町お試し移住住宅」が用意されています。

  • お試し移住住宅

空き家となっていた職員住宅を令和3年度にリノベーションしたもので、別海町市街地にあります。徒歩10分圏内に、役場庁舎、町立図書館、大型スーパー、コンビニなどがあり便利! 庭には花壇が設置されており、好きなお花や野菜等も育てることができるのだそう。

必要最低限の家具家電も揃っているので、住宅に滞在する際に用意するものは、寝具類や個人的に使用する衣類、消耗品、食料などだけ! まるで自分の家に住んでいるかのような、気軽な気持ちで滞在することができます。

個人商店でお買い物をしたり、町営施設を利用してみたり、日帰りで近隣市町村に遊びに行ってみたりと、観光ではなかなか知ることのできない、まちでのリアルな暮らしを体験できます。

支援制度について

別海町には、新規開業する人、東京圏内から移住する人、酪農を始めたい人、子育て世代の人などに手厚い支援制度があり、空き家バンクやアパートなどの物件情報の提供も今後予定しているそうです。新天地での生活を始めるにあたっての不安を解消するための制度が数多くあります。

【子育て・医療】
<地域子ども・子育て支援事業>
安心して妊娠・出産するための各種サポートがあります。
・出生届時に別海町へ住民登録をした人に出産祝金を贈呈(出生子1人あたり10万円)。
・妊産婦、幼児、ひとり親家庭などに牛乳の無償支給。
・町民に対し、チャイルドシート及びジュニアシートの無料貸し出し(原則1週間)。
・0歳から18歳まで子どもの医療費を所得制限なく全額助成。
・別海町は待機児童ゼロのまち。保育料が第2子は半額、第3子以降は無料。
・病児保育室を準備しています。看護師さんが常駐しているので安心です。
【就業】
<北海道UIJターン新規就業支援事業>
UIJターン新規就業支援事業【単身:60万円/世帯:100万円】を支援。
※東京23区(在住者または通勤者)から移住し、移住支援金対象法人に就業した方が対象になります。
<別海町起業家支援事業>
新規開業や新分野への進出、経営拡大、空き店舗の活用などに取り組まれる起業家に対し、費用の一部を補助します。
新規開業される方に【最大500万円(対象経費のうち自己負担額3分の2以内)】を支援。
新分野進出・空き店舗利用に【最大50万円(対象経費のうち自己負担額2分の1以内)】を支援。
【その他】
<酪農家になりたい人を応援>
酪農体験・実習旅費助成。
町内での酪農体験・実習を希望する方に対して来町費用の一部を助成します。
<新規就農者に対する多数の手厚いサポート>
就農奨励金として300万円の助成金などの各種助成金・融資制度があります。
<酪農研修施設で学ぶ>
酪農経験がない方でも町内の酪農研修施設で、研修手当(月額生活費)を貰いながら、3年間酪農の知識と技術を学べます(酪農経験の有無、力量などにより研修期間の調整あり)。

移住者の声


三原さん(大阪府出身/2021年移住(Iターン)/別海町地域おこし協力隊)
出身は大阪府寝屋川市で、別海町の友好都市である枚方市の隣の市です。前職は、電車で30分程の大阪市内にある税理士事務所で働いていました。現在は、「別海町酪農研修牧場」という新規就農者を育てる牧場で、研修生と一緒に毎日朝夕2回の搾乳作業や、牛舎の清掃や牛の世話など、本当の農家さんがされている仕事をしています。週1度は役場に行って事務作業をしています。牧場に活動の基盤を置いていることは、役場の方から強制されたことではなくて、自分からそうしたいとお願いしました。
私の一番の任務は、町のメイン産業の酪農のPR活動なんです。減少している新規就農者を増やすための広報的な役割が大きいんですが、何も体験しないで口先だけで「酪農いいですよ」「楽しいですよ」と言ったところで、何も伝えられないと思ったんです。それに上辺だけの話なら誰でもできる。私だから伝えられること、私だから経験できることがあると思って、研修生と同じように働かせてもらうことにしました。牧場仕事を一緒にやって、休憩時間も一緒にご飯を食べたり、遊びに出かけたり、同じように過ごすことで、大変なことばかりでなく、楽しいこともたくさんあるんだよって、心の底から感じられる。そうして感じたことを、皆さんに伝えたいです。
移住というと大きな決断をするように聞こえるけど、大したことはないと感じています。環境の変化はひとつのきっかけであって、何処にいてもその人の言動次第で決まる。他人や世間の声に流されず、一度きりの人生、自分で責任を持って楽しみながら過ごせたらいいですよね。やりたいと思ったことには、なんでも挑戦してほしいなと思います。

自治体からのメッセージ

別海町は北海道の東部に位置し、東京23区の2倍以上にもなる広大な面積と、ラムサール条約湿地に登録されている野付風蓮道立自然公園など豊かな自然環境を有する、酪農と漁業のまちです。豊かな自然やグルメに出逢えるまち「別海町」へ、ぜひお越しください。

別海町のふるさと納税返礼品について

別海町自慢のホタテや、選ぶ時間がない人にも最適な「あとからセレクト【ふるさとギフト】寄附」を紹介します。別海町の中でも人気の返礼品なのだとか!

大人気 訳あり ホタテ貝柱 800g

・提供事業者:株式会社マルヒロ津田商店
・北海道野付郡別海町尾岱沼潮見町63番地
・内容量:ホタテ玉冷(中粒) 800g

「甘さ」と「旨み」が特徴の北海道産ホタテです。旨みの素になるグリコーゲンがたっぷりつまっており、肉厚で濃厚な味わい。首都圏のお寿司屋さんや高級レストランでも一級品として重宝されているのだそう。リピーターが多い返礼品とのことです。
※浜値の変動などにより急な金額変更があるため、詳細は各ふるさと納税サイトにてご確認ください。

あとからセレクト【ふるさとギフト】寄附2万円相当

・提供事業者:別海町ふるさと納税サポート室
・内容量:あとからセレクト【ふるさとギフト】寄附2万円相当
・寄附金額:2万円

「忙しくて選ぶ時間がない」という人にピッタリ! さまざまな返礼品から好きなものを、後日ゆっくり選ぶことができます。ホタテやいくらをはじめとする人気の海産物や、別海牛やチーズケーキ、アイスなどの酪農産物も好評とのこと。


今回は北海道別海町への移住の魅力と、人気の返礼品を紹介しました。安心のお試し移住制度や、充実した支援体制など、北海道で暮らしてみたいけど、不安……という人にも最適なサポートが充実しています。オンライン移住相談も実施しているそうです。気になる方は一度チェックしてみてください。