フジテレビ系ドラマ『嘘解きレトリック』(毎週月曜21:00~)の第10話が9日に放送。SNSでは、鹿乃子(松本穂香)と母・フミ(若村麻由美)の久々再会に反響が集まった。
やたら鋭い観察眼を持つ借金まみれの貧乏探偵・祝左右馬(鈴鹿央士)と、ウソを聞き分ける奇妙な能力者・浦部鹿乃子(松本)の異色コンビが、難事件を解決していく同ドラマ。今回は、フミが娘・鹿乃子を訪ねて九十九夜町にやってきた。
稲荷を掃除していた左右馬は、祝探偵事務所への行き方をフミに尋ねられ、鹿乃子の母であることを察知。事務所に案内されたフミは、ついに鹿乃子と再会を果たした。
目が合った瞬間「鹿乃子…」「お母さん…?」と呼びかけ合う2人。フミは「元気そうで良かった」と安堵の言葉を口にし、「会いたかったわ」と鹿乃子を抱き寄せた。
食事処「くら田」で夕食を済まし、母子水入らずになった2人。フミが「みんな、いい人ばかりね」と言うと、鹿乃子は「他にもいるんだよ。ろっぺいさんに、リリーさん、貫二さん、あっ千代さん!」とうれしそうに紹介。それを聞くフミもうれしそうだ。
さらに、フミが「少しのウソを恐れて、たくさんのホントを伝えてなかった。大好きよ、鹿乃子。大好き。大好きよ鹿乃子」と手を握ると、鹿乃子は「お母さん…」と涙が止まらなかった。
X(Twitter)では、「こんなの泣いてしまう」「お母さんの大好きよって言葉が嘘じゃなくてよかった」「母さんの本当の気持ちが知れて良かった」「よかったね 鹿乃子ちゃん」ともらい泣きする視聴者が相次いでいた。
第10話は、TVerとFODで見逃し配信。FODでは全話配信されている。
【編集部MEMO】
『嘘解きレトリック』最終話あらすじ
稲荷の掃除をしてきた祝左右馬(鈴鹿央士)と浦部鹿乃子(松本穂香)が探偵事務所に戻ると、女性に声をかけられる。女性は行き場所も金もなく困っていたら、祝探偵事務所の大家に会い、事務所に住んで良いと言われたと話す。鹿乃子の耳には女性の言葉にウソは聞こえなかったが、左右馬は泊まる部屋がないと渋る。すると、女性は大家からだと左右馬に手紙を渡した。手紙には“彼女を泊めたらたまっている家賃をなしにする”とあった。事務所に見知らぬ女性が泊まることに不安を感じる鹿乃子だが、左右馬が断るはずもない。話がまとまると、女性は二人に青木麗子(加藤小夏)と名乗った。
左右馬たちが麗子を連れて『くら田』に行くと、店にいた六平(今野浩喜)が麗子を見て美人だなどと褒めそやし酒を酌み交わし始めた。二人の会話を聞いていた鹿乃子は、麗子が自身の境遇を話す言葉にウソを聞く。そんな中で急に左右馬が鹿乃子に「鈴蘭って、夏の花だよね?」と尋ねる。梅雨前に咲く花だと答える鹿乃子。左右馬は麗子がしていた冬用の手袋に鈴蘭の刺繍がある事を疑問に思ったようだ。
事務所に帰った左右馬は麗子に早く出ていってもらうための作戦を画策。そこで左右馬は、まず「青木麗子という名前、ウソですよね?」と麗子に突きつけた。彼女は否定せず「本当の私は誰にも秘密」と返し、自分自身のことをすべてウソで語る。そんなところに、端崎馨(味方良介)が来て左右馬を連れ出した。麗子と二人きりになった鹿乃子は、話すうちに、どうやら彼女は失恋をして家を出てきたのではないかと推理する。
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