西武は9日、『2024年度現役ドラフト』で本田圭佑投手がオリックスへ移籍し、ロッテ・平沢大河選手の獲得を発表した。
本田は西武球団を通じて「2015年のドラフト会議でライオンズに指名してもらわなかったら、自分はプロ野球選手になることができなかったと思います。入団後、チームに貢献できない期間が長かったにも関わらず、9年間もライオンズで過ごすことができて感謝の気持ちでいっぱいです。ライオンズでプレーすることで恩返しができると思っていたので、それができないことは残念です。初勝利した試合でのお立ち台の景色は今でも忘れません。2019年に先発としてリーグ優勝できたことやビールかけは良い思い出です。中継ぎになってからは、タオルを掲げてくれたり、マウンドに向かう自分に声援を送ってくださるファンの皆さまは、とても心強く、ライオンズファンの素晴らしさを実感していました。新しい環境でプレーする機会を与えてもらったことは、自分の野球人生にとってプラスになることばかりだと思います。しっかりベストを尽くして、チームに貢献し、獲得して良かったと思ってもらえる活躍をしたいと思います」とコメント。
25年1月1日付で球団本部長となる広池浩司氏は「本田投手は入団から9年間、チームためにさまざまなポジションで勝利に貢献してくれました。今年はうまくいかないところもあったと思いますが、新天地でも活躍できる力を十分に持っていると思います。オリックスでも、がんばって欲しいです」とエールを送った。
本田は15年ドラフト6位で西武に入団し、19年にプロ初勝利を含む6勝をマークし、22年にはリリーフで45試合に登板し防御率1.97。今季は31試合に登板して1勝4敗10ホールド、防御率4.11だった。