巨人・畠世周 (C) Kyodo News

 巨人は9日、『2024年度現役ドラフト』で畠世周投手が阪神へ移籍し、日本ハム・田中瑛斗投手の獲得を発表した。

 畠は巨人球団公式ホームページを通じて「ジャイアンツに在籍した8年間、監督やコーチ、チームメイトに恵まれ、かけがえのない時間を過ごすことができました。何よりファンの皆様には、どんな時でも温かく声援を送っていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。怪我が多く、リハビリでくじけそうになった自分に『待っているから』と、とてもありがたい言葉をかけていただいたことは忘れません。このたび、阪神タイガースに移籍することになりました。お世話になったジャイアンツの皆様に恩返しができるよう、阪神タイガースの力になれるよう、目いっぱい腕を振っていきます。ジャイアンツファンの皆様、8年間ありがとうございました」とコメント。

 阿部慎之助監督は「田中投手は若くて将来性のある選手。ジャイアンツ投手陣の一員として戦力になってくれればうれしいです」と話し、「畠投手は自分の持ち味を生かし、来季から新たなチームでさらなる飛躍を期待しています」とエールを送った。

 畠は16年ドラフト2位で巨人に入団し、1年目の17年に6勝、防御率2.99をマークし、将来のエース候補として期待されるも、故障などもありなかなか一軍に定着できず。21年に52試合に登板し4勝3敗11ホールド、防御率3.07の成績を残したが、今季は1試合の登板にとどまった。