エレクトロラックス・グループは、2025年1月1日をもって日本における事業を停止すると発表した。スウェーデンに本社を置く家電メーカー「AB Electrolux」の日本法人、エレクトロラックス・ジャパンは同日以降清算される。
エレクトロラックスはスウェーデンの家電メーカーとして、高いデザイン性を強みにクリーナー製品や空気清浄機といった個人向け家電製品を日本向けに投入していた。日本市場への本格参入は2010年で、代表的な製品はスティック型掃除機「エルゴラピート」シリーズなど。
購入者向けの製品保証期間中の保証サービスは、エレクトロラックス・タイ(Electrolux Thailand Co., Ltd.)が引き継ぎ、同社が日本国内の事業者へ保証サービスを委託、ユーザー向けに提供する。エレクトロラックス・ジャパンの公式トップページでは、電話およびメールフォームを起動するボタンを設け、「お客様は下記より当社お客様サポートにお問い合わせください」と案内している。
なお、介護施設や病院、コインランドリー店舗など向けに業務用洗濯機やコインランドリー機器などを販売するエレクトロラックス・プロフェッショナル・グループ(Electrolux Professional Group)の日本事業との関連は無く、影響もないとしている。