ホッフェンハイム戦にフル出場した堂安律 [写真]=Getty Images

 ブンデスリーガ第13節が8日に行われ、ホッフェンハイムとフライブルクが対戦した。

 日本代表MF堂安律が所属するフライブルクはここまで12試合を消化し、6勝2分4敗の成績で暫定7位に位置。首位バイエルンとは差が開いているものの、チャンピオンズリーグ(CL)出場権を争う好位置につけている。堂安はリーグ戦全試合に出場し5ゴール1アシストをマークするなど、中心選手として活躍。昨シーズンの7ゴールを上回るブンデスリーガでのキャリアハイ更新への期待も膨らんでいる。今シーズン3度目の連勝を目指す今節は14位ホッフェンハイムの本拠地に乗り込んだ。

 3分、堂安の縦パスをミヒャエル・グレゴリッチュがマクシミリアン・エッゲシュタインへと繋ぎ、リターンパスを受けてシュートを放ち、GKオリヴァー・バウマンを脅かす。序盤からボールを保持率を高め、18分には右に開いてボールを受けたルーカス・ヘーラーのクロスにグレゴリッチュが頭で合わせたが、シュートは枠を捉え切れなかった。その後もグレゴリッチュやへーラーの抜け出し、右サイドの堂安を起点にチャンスをうかがう展開が続く。

 一方のホッフェンハイムは33分、アントン・シュタッハが右から上げたクロスにヤコブ・ブルーン・ラーセンが合わせたが、ヘディングシュートはGKノア・アトゥボルが枠外へ弾き出した。44分にはヴァランタン・ジャンドレイがボックス手前から強烈なミドルシュートを放つも、再びGKアトゥボルが好セーブを見せる。フライブルクは45+1分、パトリック・オスターヘッジの折り返しからエッゲシュタインに決定機が訪れるも、シュートはミートせず。前半はスコアレスで終了した。

 後半開始早々の49分、ホッフェンハイムは右からのクロスを収めたアンドレイ・クラマリッチが反転から右足を振るも、シュートは惜しくも枠の左へ。2分後にはフライブルクにチャンスが到来したが、へーラーのシュートは枠を捉えられず。直後には堂安が低いミドルを放ったが、GKバウマンの正面を突いた。66分、ホッフェンハイムGKバウマンからのロングフィードに抜け出したブルーン・ラーセンがGKと1対1になるも、シュートはアトゥボルに阻まれる。

 後半はやや劣勢だったフライブルクだが、68分にセットプレーから先制に成功する。堂安が敵陣右サイドでFKを獲得すると、ヴィンチェンツォ・グリフォの右足のクロスにマティアス・ギンターが体を伸ばして合わせネットを揺らした。しかし、ホッフェンハイムもすぐさま反撃。失点から5分後、右に開いたトム・ビショフが味方とのパス交換でボックス内右へ侵入し、そのまま左足でニアサイドへ突き刺した。

 その後はフライブルクがやや押し気味に試合を進め、堂安も何度かチャンスに絡むも、最後まで勝ち越すゴールを奪うこができず。試合はこのまま1-1で終了し、フライブルクは連勝を逃している。次節、ホッフェンハイムは15日にアウェイでドルトムントと、フライブルクは13日にホームでヴォルフスブルクと対戦する。

【スコア】
ホッフェンハイム 1-1 フライブルク

【得点者】
0-1 68分 マティアス・ギンター(フライブルク)
1-1 73分 トム・ビショフ(ホッフェンハイム)