フジテレビの動画配信サービス・FODでは、ドラマ『ペンション・恋は桃色season3』を1月10日から配信。ゲストに、稲垣吾郎、MEGUMI、鈴木慶一らが出演する。

  • (左から)斎藤工、伊藤沙莉、リリー・フランキー

2020年1月、フジテレビで深夜25時台の放送ながら、リリー・フランキー、斎藤工、伊藤沙莉、細野晴臣といったキャストが出演し、伊がギャラクシー賞を受賞したことでも話題を呼んだ『ペンション・恋は桃色』。24年1月に4年ぶりとなるseason2をFODで配信し、1年を経てseason3の制作・配信が決定した。

メインキャストには前作からの続投でリリー・フランキー、斎藤工、伊藤沙莉が、そしてseason2でスペシャルゲストとして登場した山口智子がseason3でも登場する。さらに、ペンションに訪れる宿泊ゲストには稲垣吾郎、MEGUMI、鈴木慶一といったスペシャルゲストが登場し、今までになかった“恋模様”を描く。

このドラマは、いつもテキトーな父シロウ(リリー・フランキー)とその娘ハル(伊藤沙莉)、そしてバイト青年のヨシオ(斎藤工)が営む、ちょっと古いペンション「恋は桃色」が舞台。そこに訪れる“珍客”たちによる大騒動、笑いあり涙ありのハートフルコメディだ。 season1~2までは、毎回シロウがペンションを訪れる宿泊ゲストに恋をするストーリーだったが、season3では秋の装い、秋雨と木枯らしの予感。そして、今回はシロウでなくハルの事件がメインとなり、彼女の生活に細やかな変化が訪れる。

ハルは、キャラクターのファンアカウントで知り合ったケイタ(稲垣吾郎)と連絡を取り合っていたが、なんとそのケイタが突然ペンションにやって来る。ハルとケイタは、好きなキャラや好きなデザート、なんと靴下の柄まで一緒で、ハルは運命を感じる。ヨシオは舞い上がるハルを見て、どこか気が気でない様子。一方、娘・ハルの知らない一面に逡巡する父・シロウは、ふと立ち寄った焼き芋屋で知り合った女性・アカネ(MEGUMI)と逢瀬し、互いの娘の話をし、やり取りを重ね、惹かれあっていく。

また、おなじみの居酒屋にはseason2に引き続き、JOY、眉村ちあきとともに初登場となる岩崎う大(かもめんたる)が出演する。

今回の『ペンション・恋は桃色season3』制作決定を記念して、『ペンション・恋は桃色season2』の再放送が決定。season3配信開始前の12月12日から放送される。

さらに、『ペンション・恋は桃色season3』のショートメイキングを1月10日から本編と同時に配信開始。実際にペンションに泊まり込んで撮影を行う本ドラマは、次の日の撮影内容や、台本が前日の夜に変更になることもしばしば。出演者、監督、プロデューサーなど全員で撮影に臨む姿など、撮影の裏側が余すところなく公開される。

コメントは、以下の通り。

■斎藤工

「幸せな事にseason3まで来ると、ライフワークになって来た感があります。と同時に最高傑作だと、仕上げ中の清水監督、小林Pから伺いました。 確かに現場でも、ゲスト方がこの上なく炸裂し、カオス状態だった記憶があるので至極期待しております。そして、どうか『ペンション・恋は桃色』シリーズがもっと認知されます様に!!」

■伊藤沙莉

「シーズンを重ねる度に帰ってくると安心する場所に なっています。この作品の撮影が入ると、ご褒美だなぁと思って有り難く、穏やかな気持ちになります。お父さん、ヨシオ、ヒカリちゃん、常連客さんと定期的に会って笑って幸せな時間を過ごせることが本当に嬉しいです。ずっと続いてほしいです。そこに加えて今シーズンもかなりとんでもなく豪華なゲストさんたちがペンションへと来てくださいました。お父さん曰く、4人しか観てないという説がありますがあと2、3人増えたら嬉しいなと思っています。じんわりと進んでいるみんなの人生をごゆるりと楽しんで観ていただきたいです。今シーズンもよろしくお願いいたします」

■山口智子

「前回は、まるで台風の目のように風雨を巻き起こして去っていったヒカリですが、またこのペンションのお仲間に入れていただけて嬉しいです。“ただいま”と言って、帰っていきたくなる稀有なドラマですよね。しばし世の早急な流れから逃れて、ほっこり、にんまり、楽しんでいただけたら嬉しいです」

■稲垣吾郎

「連続ドラマの途中から参加するゲスト出演は意外と緊張するのですが、現場がほんわかした温かいムードでしたし、リリーさんがみんなのお父さんみたいな感じで、温かくまとめてくれたのでリラックスして挑めました。今回僕が演じるケイタはとても個性的なキャラクターなので、監督と出演者の皆さんと色々アイディアを出しながら楽しく参加できました。リリーさんとはもう20年以上のお付き合いというか、昔からご一緒させて頂いているのですが、役者としてお芝居の世界でリリーさんとご一緒させて頂くというのは初めてのことなのでとても光栄でした」

■MEGUMI

「前から好きで観ていた作品でしたので、こういう感じで撮っているんだなと思って、とてもワクワク楽しく撮影いたしました。皆さん達者な方たちばかりなので、その中でアドリブを交えながらお芝居できたのもとても楽しかったです」

■鈴木慶一(ムーンライダーズ)

「やっと、やっと、リリー・フランキーさんと同じ画面に映ることが出来た。嬉しい事この上ない。スタートはバーでばったり会って、映画とかドラマで演技するのは、どうしたらいいのかと相談したら、ドラマに出てくれませんかと。もちろん喜んで出ますけど、あれ、相談はどこかへ行っちゃった。でも、覚えてるのは“お邪魔いたしますでいいんですよ”とリリーさんが言ったこと。おかげで、今までで一番リラックスしてお邪魔いたしました。宿泊したペンションは江戸川乱歩の『闇に蠢く』の籾山ホテルのようで、寝る前の雑談も含めてスリリングでした。ありがとうございました」

【編集部MEMO】
リリー・フランキーは、このドラマの撮影について、「たぶん、僕と工くんが一番楽しんでる。僕ら、ここを仕事だと思ってなくて、キャーキャー言いながらやってるんです。集まった人たちがその場でセッションしてるみたいで、監督もそういう演出をされているんです」、斎藤工も「大好きなんですよ、このドラマが。仕事じゃなくて、プライベートみたいな感じです」と話している。

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