Duolingo, Inc. は12月3日、Duolingoのユーザーデータに基づき、語学学習の動向を調査した年次レポート「Duolingo Language Report 2024」と、各都道府県100名の計4,700名を対象とした日本国内の語学学習の動向を探る年次調査「日本国内における語学学習に関する調査」の結果を発表した。
学習時間の平均値に基づく「最も熱心な学習者が多い国」の1位は日本、2位はチェコ、3位はハンガリー、4位はベラルーシ、5位はドイツだった。
2024年Duolingoで最も人気のある言語は昨年と変わらず、1位英語、2位スペイン語、3位フランス語、4位ドイツ語、5位日本語という結果になった。
「日本国内における語学学習に関する調査」では、人気の学習方法1位は「アプリ」だった。学習者のうち58.3%が利用している。2位は「YouTubeやNetflixなどの動画サービス」(37%)、3位は「教本」(35.6%)で、昨年に比べて利用率が伸びたのが「ChatGPT」だった。
現在語学学習をしているかどうかに関わらず、ChatGPTやBingなどの会話型AIツールを語学学習に活用したことがあるか尋ねたところ、13.3%が「はい」と回答した。特に10代では27.8%、20代では15.0%が活用経験があると答えている。
語学学習における会話型AIツールのメリットを聞くと、「自由に質問できる・自由度が高い」(58.9%)、「24時間利用できる」(52.1%)、「人との会話に比べて緊張せず、恥ずかしくない」(28.8%)が多かった。一方、課題としては、「機械的なやりとりや臨場感の少なさ」(30.0%)、「回答が正確であるか不安」(25.6%)があげられた。
通訳・翻訳ツールに頼らず、自分で語学力を身につけたいと思うか尋ねると、37.9%が「はい」と回答した。理由で最も多かったのは「自己成長や自己肯定感に繋がるから」で、「遅延のない自然なコミュニケーションがしたい」が続いた。