アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc.は12月3日、女性起業家を対象としたプログラム「American Express INNOVATOR's LAB for Women」の参加者受付を開始した。

  • 「American Express INNOVATOR's LAB for Women」募集スタート

日本において「起業」は、どの世代においても身近な選択肢となってきている。近年特に増えているのが女性の起業。開業者に占める女性の割合は約25%で30年前の倍近くになり、自身が向き合う地域の課題を、自身がやりたいことの延長に重ねて挑戦し続ける女性も増えている。その中で起業してからの道のりは、やりがいや楽しさにあふれているものの、決して平坦ではない。また、女性ならではの課題感を耳にすることも増えてきた。

同社は、カスタマー(お客様)、コリーグ(社員)、コミュニティー(地域社会)に対するさまざまな「Backing(バッキング:応援する、支援する)」をブランドの約束として掲げて提供している。今回のプログラムは、より多くの女性起業家が、自らの事業理念を磨き、価値観を形にした多様な経営のあり方を実現することを支援するコミュニティ型のアクセラレーター・プログラム。起業家が抱える課題や悩みに伴走してサポートを提供し、起業家が創りたい未来の実現をBackingしていく。

「American Express INNOVATOR's LAB」 の3つの特徴

同プログラムでは、メンターや講師から学びや助言を得ながら、重要な経営課題に取り組み、事業を前進させていく機会を提供する。また、共通の課題を持ちやすい、似た属性のコミュニティを対象に実施することで、全国の仲間とともに、このプロセスに取り組み、孤独に悩みがちな起業家が横のつながりを育む機会にすることも大切にしている。

理念や価値観を大切にする経営について、実践者に学ぶ

利益を追求するだけではなく、理念や価値観、そして自分自身も大切にしながら、事業や組織をどう成長させていくか、といった実践的な手法や、経営者に求められる役割やマインドについて、先輩経営者や専門家から学ぶ機会を提供する。また、プログラムの期間中、実践を進め、その結果からさらに学びを深めることにも取り組む。

自分自身の思いや原点に立ち返り、創り出したい世界を描き直す

先輩起業家や仲間との対話やコーチングを通して、自分の原点に立ち返り、経営の中核となるビジョンや理念、そしてビジネスモデルや組織運営の仕組みをアップデートする機会を提供する。一人ひとりが自分らしいリーダーシップにつながり直すために、自分自身の囚われや、女性起業家ならではの葛藤についても必要に応じて取り扱う。

思いを持って挑戦する全国の仲間とつながる

共通の悩みや課題を抱えやすい近い境遇の参加者でプログラムを実施することで、ともに悩みを分かち合うことができる安心・安全なつながりの構築を目指す。そして、お互いの人生を応援しながら、社会や第3者が求めるものでもない、自分らしい事業の形をともに探究していく。

事業・活動についての要件

1.社会や地域の課題に向き合い、事業や活動を通して価値の創造に取り組んでおり、法人である(または下記の場合における個人事業主)

株式会社等の営利法人も、NPO法人等の非営利法人も、いずれも対象となる。現在個人事業主の場合も、すでに人を雇っている、または今後人を雇うなどのマネジメントを通じて、事業を発展させていく意思がある場合は対象となる。日本国内に法人登記があれば、主な活動地が海外であっても対象。

2.サービスが一定程度確立してきた中で、自分が現場で体現・実践してきた価値観を、組織理念や経営ポリシーとして組織化し再現可能にしていく段階にある

取り組む事業・活動について、顧客や受益者へのサービス提供が十分にあり、当面の事業の方向性として、周囲からの手応えと自分の中の確信が得られている人が対象。(=アイディア・構想段階ではない)。

また、創業初年度~5年目程度、年間予算規模300万円~3,000万円程度、有給スタッフ1~5名程度(フルタイム換算)の団体。

参加希望者本人についての要件

性自認が女性、もしくは法律上の性別が女性であるノンバイナリーやXジェンダーの性自認が女性で、同プログラムの趣旨に適合し、仲間と切磋琢磨できる人の参加を受け付けている。宿泊に伴い、個別の配慮等が必要な場合には、申込フォームより個別に連絡を。

また、2025年1月1日時点で18歳以上であること、代表者であること(共同代表も可)、プログラム期間中の全日程・全時間帯に参加が可能であり、組織や自身の成長課題に真摯に取り組む意思があることが条件。なお、プログラムは日本語で実施される。

参加費用

参加費は無料。全2回の対面プログラム(キックオフ合宿、中間合宿)の参加にかかる宿泊費・食費は支給される。会場までの交通費については自己負担となる。

なお、一都三県(東京・埼玉・神奈川・千葉)以外からの参加者には距離、費用に応じて、合理的な範囲で旅費の補助を支給する。往復旅費の半額、1回あたり上限3万円を想定している。

募集人数と締切

参加募集人数は24名(1団体1名)。締め切りは2025年1月20日午前10:00。

その他

障がい等を持つ場合、障がいの内容や程度に応じ、個別に必要かつ合理的な配慮を行う。サポートが必要な場合や、参加にあたって不安のある場合には事前に事務局へ相談を。

運営側による託児サービスは用意していない。プログラムに参加するために、託児(ベビーシッター等)の手配が必要な場合は、補助を支給する(1回あたり上限2万円を想定)。