マンチェスター・ユナイテッドのSD退任を発表されたダン・アシュワース氏[写真]=Getty images

 8日、マンチェスター・ユナイテッドがスポーツディレクター(SD)のダン・アシュワース氏と双方合意のうえでの契約解除を発表した。

 今年2月にサー・ジム・ラトクリフしが会長を務めるイギリスの多国籍化学企業『INEOS(イネオス)』がクラブの株式25%取得して以降、大改革が進められてきたマンチェスター・ユナイテッド。その目玉の一つとして、今年の7月よりアシュワース氏がニューカッスルから加入し、期待を寄せられていた。 

 イギリスメディア『BBC』によれば、7日に行われたプレミアリーグ第15節ノッティンガム・フォレスト戦での敗戦後に役員と会議に向かう様子が目撃されており、このタイミングで契約解除を伝えられたと見られている。また、同メディアはアモリム監督の招聘とエリック・テン・ハフ前監督、アシュワース氏との契約解除で3000万ポンド(約57億2700万円)以上を費やしていると指摘し、「このニュースはマンチェスター・ユナイテッドにとって恥ずべきものだ」と非難している。

 若手発掘に定評がある同氏はブライトン時代に日本代表MF三笘薫の獲得に尽力したことでも知られており、その敏腕をマンチェスター・ユナイテッドでも発揮することを期待されていたものの、わずか5カ月での退任となった。

 今回の契約解除に際してマンチェスター・ユナイテッドは以下のような声明を発表した。

 「ダン・アシュワースは、双方の合意によりマンチェスター・ユナイテッドのスポーツディレクターの職を退任する。クラブの移行期間中のダンの働きとサポートに感謝し、今後のご活躍をお祈りいたします。」