マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が厳しい今季の展望を語った。7日、イギリスメディア『ガーディアン』がコメントを伝えている。
今季は開幕公式戦14試合負けなしと好調なスタートを見せた“前回王者”マンチェスター・シティ。しかし、10月30日のカラバオ・カップ(EFLカップ)4回戦トッテナム戦での敗戦を皮切りに公式戦5連敗と大失速し、結果的に12月4日のプレミアリーグ第13節ノッティンガム・フォレスト戦まで一度も勝利することがなかった。さらに、N・フォレスト戦での勝利後の第14節クリスタル・パレスも2-2の引き分けで終え、またしても勝ち点積み上げができず、1試合少ない首位リヴァプールとの勝ち点差は『8』となってしまった。
まさかの泥沼状態にグアルディオラ監督は、「今季は生き残るためのシーズンだ。こんなにも負けや引き分けを繰り返しているようではタイトル争いについて語ることはできない」と控えめなコメント。続けて「残念ながらホームの(マンチェスター)ユナイテッド戦にも我々にとって重要な選手達が出場できない」と、MFマテオ・コヴァチッチや今季絶望となっているMFロドリら主力選手を欠いていることの難しさを訴えた。
一方で、クリスタル・パレス戦で今季13点目を挙げ得点ランキング首位タイとなったFWアーリング・ハーランドについては「彼が居てくれて本当に幸運だ。リコ(・ルイス)も、ベルナルド(・シウバ)、(イルカイ・)ギュンドアン、ヨシュコ(・グヴァルディオール)がいるのも幸運だ。彼らのように今季大きな離脱をしないでプレーしてくれる選手がいることは幸運なんだ」と、怪我人が多いクラブ事情の中でも試合に出続けている選手達に感謝を述べた。
昨季“トレブル”(3冠)を達成し、前人未到のプレミアリーグ4連覇を達成したマンチェスター・シティ。今季はまさかの苦戦を強いられている中で、次節ホームにマンチェスター・ユナイテッドを迎える。伝統の一戦“マンチェスター・ダービー”を制し、再び上位浮上となるのだろうか。