8日に行われた明治安田J1リーグ最終節で浦和レッズはホームにアルビレックス新潟を迎え、0-0のドローに終わり、今季は13位でシーズンを終えることになった。
試合後、左サイドハーフで先発した浦和MF原口元気は、「アタッカーとして出ている以上、0-0で終わるのは非常に責任を感じるし、悔しいというのが最初に出てくる感情です」と試合を振り返り、「何もないところからチャンスを作り出すという活躍ができないと出ている意味がないと思うので。もちろん、一人で何かができる選手は少ないですけど、そういうところを目指したいですし、前出るからには毎試合何かしら結果を出すことをしないといけない」と、自身のパフォーマンスを責めた。
この試合を最後に興梠慎三と宇賀神友弥という長きにわたって浦和を支えた2選手が現役を引退。チームに対する影響力も大きいベテランが来季からいなくなるが、「いる選手で頑張るしかない」と話し、「彼らが偉大なことは重々承知している上で、『すごかったね』と言っている場合ではないので」と、チームの現状に危機感を強く覚え、「来シーズンから、彼らを越えていくというシーズンになると思うので、必ずそれを達成できるように」と力を込め、9月にドイツ生活から10年ぶりに復帰した原口自身も「オフシーズンから何ができるのか。やっと体も80分ぐらいまで出ても行けるようになってきたし、インテンシティも戻ってきたと思うので。オフですけど、逆に100%でシーズン入っていけるように」と来季開幕を見据え、「しっかりアタッカーで勝負していくなら、やらなければいけないものは見えた」と体作りをはじめ、取り組んでいくと続けている。