横浜FM戦で同点ゴールを決めた町田DF昌子源 [写真]=清原茂樹

 2024明治安田J1リーグ最終節が8日に行われ、FC町田ゼルビア所属DF昌子源が鹿島アントラーズ戦後にメディア取材に応じた。

 今季町田へ加入した昌子は、移籍初年度からキャプテンを務め、豊富な経験を活かしてチームを牽引。チーム4位となるリーグ戦2,661分間出場(33試合)し、J1初年度での躍進に大きく貢献した。

 しかし、逆転優勝の望みが残されていた(結果的にヴィッセル神戸の勝利で消滅)最終節では、プロキャリアを歩み始めた古巣の鹿島に1-3で敗戦。シーズン終盤の失速で史上初のJ1初挑戦での初優勝は叶わなかった。

 シーズンを悔しい形で終えることになった昌子。ただ、試合後には敗戦の悔しさこそ滲ませながらも、「堂々と胸を張って町田に帰りたい」と力強く宣言し、「負けて悔しいけれど、今年1年間を考えたら、素晴らしく歴史的なチャレンジに向けて、みんなが一丸となった結果だと思う」と充実の表情を浮かべた。

 今季の経験は、必ず来シーズンにいきてくるはず。昌子も「大きくメンバーが入れ替われば、その都度毎年違うメンバーにはなってしまうので、しっかりと今年戦ったメンバーに上乗せしていかないといけない。強いチームはどこもそうしているし、町田もそういう風になっていかないといけない」とクラブへの要望を語り、「また優勝争いできる保証はないので、しっかり逞しく戦えるようにしないといけない」と、すぐに来季を見据えていた。