J2降格が決定し、試合後サポーターに頭を下げるジュビロ磐田の選手たち[写真=J.LEAGUE/J.LEAGUE via Getty Images]

 2024明治安田J1リーグ最終節が8日に行われ、ジュビロ磐田の降格が決まった。

 磐田は16位柏レイソル、および17位アルビレックス新潟と勝ち点差「3」の18位で最終節サガン鳥栖と敵地で対戦。勝利が絶対条件のなか、0-3で敗れ、1年でのJ1リーグ降格が決まった。

 残留に向けて勝つしかない磐田は、立ち上がりから攻勢に出る。しかし、先手を奪ったのは来季から舞台をJ2に移すことが決まっているホームの鳥栖。16分、中原輝のスルーパスに抜け出した富樫敬真がGK川島永嗣をかわしてシュートを流し込み、磐田がビハインドを負う展開となる。

 さらに30分、再び中原のスルーパスからボックス左に走り込んだマルセロ・ヒアンがネットを揺らし、鳥栖がリードを広げて試合を折り返す。他会場では、柏と対戦した北海道コンサドーレ札幌が右サイドの連携から近藤友喜のゴールで5分に先制。早々にビハインドを負った柏は0-1のまま後半へ。一方の新潟は敵地で浦和相手に0-0というスコアで後半を迎えた。

 残り45分で最低でも3点が必要な磐田は、後半頭からMF山田大記とFWマテウス・ペイショットを投入。大逆転を目指したが、60分に最終ラインでのボールロストからマルセロ・ヒアンに2点目を奪われ、勝利には4点が必要な状況に。結局、試合は鳥栖が3-0で勝利し、敗れた磐田の18位とJ2降格が確定した。

 その他、最終節まで残留を争っていた16位の柏は、敵地で札幌に0-1で敗戦。同じく17位の新潟は敵地で浦和と0-0のドローで試合を終え、共にJ1残留を決めた。なお、最終節の結果を受け、新潟が16位、柏は17位で今季を終えている。

【試合結果】
サガン鳥栖 3-0 ジュビロ磐田
北海道コンサドーレ札幌 1-0 柏レイソル
浦和レッズ 0-0 アルビレックス新潟