レアル・マドリード時代のC・ロナウド(左)とモウリーニョ監督(右) [写真]=Getty Images

 フェネルバフチェを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が、アル・ナスルに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを獲得する可能性を否定した。7日、著名ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ記者がコメントを伝えた。

 C・ロナウドはモウリーニョ監督がレアル・マドリードを率いた2010-11シーズンから2012-13シーズンにかけて、“スペシャル・ワン”と共闘。期間中164試合の出場で168ゴールを記録し、ラ・リーガ制覇などをともに成し遂げた。

 2023年1月からアル・ナスルでプレーしているるC・ロナウドは、39歳となった今も高いレベルを維持し、代表とクラブの主力として活躍している。ただ、C・ロナウドとアル・ナスルの現行契約は2025年夏までとなっており、その去就には注目が集まり始めている。

 そんななか、フェネルバフチェがC・ロナウドを獲得する可能性について問われたモウリーニョ監督は、「クリスティアーノ・ロナウドがフェネルバフチェに来ることはありえない」と一刀両断。得意のユーモアを交え、双方に需要がない移籍であることを強調した。

「私には3人の良いストライカー(エディン・ジェコ、ユスフ・エンネシリ、ジェンク・トスン)がおり、新たな選手を必要としていない。クリスティアーノはいつまでもクリスティアーノであり続けるだろう。だが、私は今の選手たちに満足しており、この移籍が実現することを望んでいない」

「クリスティアーノはサウジで十分なお金を稼ぎ、キャリア通算1000ゴール到達の夢にまっしぐらだ。イスタンブールの美しさ以外に、彼がトルコに来る動機があるだろうか?」

 今夏からモウリーニョ監督を招へいしたフェネルバフチェは、スュペル・リグで現在2位。ヨーロッパリーグでは15位に位置している。