楽天グループは、「楽天グループ 経済圏トレンド&活用術」発表会を12月5日に開催。楽天グループが実施したリサーチデータをもとに予測した2025年の経済圏トレンドの発表のほか、楽天グループのサービス活用術、年末年始におすすめのキャンペーン情報などが紹介された。
「寄せ活」でSPUは最大17.5倍に
最新の経済圏トレンドにちなみ、「楽天市場」「楽天トラベル」「楽天モバイル」「楽天ペイ」といった楽天サービスの紹介が行われた「楽天グループ 経済圏トレンド&活用術」発表会。
冒頭、楽天グループの荒川さくら氏は今年のポイント経済圏の動向として、ポイントの「貯めやすさ」「使いやすさ」以外に、投資や運用による「増やしやすさ」が重視される傾向が強まっていると振り返った。
過半数の消費者が日常生活においてメインで利用している経済圏を2つ以下に絞っているという調査結果などを踏まえ、2025年の経済圏トレンドの予測として「寄せ活」というキーワードを発表した。
「寄せ活」は経済圏を1つに寄せてポイントを貯めたり使ったり増やしたりすることを指します。楽天サービスで「寄せ活」に欠かせないプログラムがSPU(スーパーポイントアッププログラム)です。普段使用するサービスを楽天グループのサービスに寄せることで、楽天市場での買い物のポイントの倍率がアップするプログラムで、現在、最大17.5倍までポイントがアップします」(荒川氏)
続いて登壇した時短節約家のくぅちゃんさんは、自身が実践している「寄せ活」について語った。「私自身は初めて楽天カードをつくったのが2011年になるんですが、本格的にポイ活を意識し始めたのは2019年ぐらいで、当初は年間6万ポイントほど貯めていました」
以降、SPUでポイント倍率を上げるために楽天銀行で口座を開設して、楽天カードの引き落とし先に。子ども2人分と私のスマホの3台を楽天モバイルで契約して固定費の節約につなげ、3年前には楽天証券で積み立てNISA口座も開設したという。
11月の獲得したポイントは約1万ポイント。楽天市場でのSPU倍率が常に7.8倍とのことで「寄せ活」の効果を実感しているという。
「2021年1月1日からはポイントの運用も始め、約3年間で運用益が31%。23万4,000円分のポイントを保有し、ポイントは資産の一部のようになっています。私が『寄せ活』でおすすめの楽天サービスについてですが、楽天モバイルはマストかと思います。
楽天モバイルの利用で楽天市場のSPU倍率を上げ、『楽天スーパーセール』や『お買い物マラソン』を有効活用し、『楽天ペイ』が使えるお店では楽天カードより0.5%ポイント還元率が高い『楽天ペイ』で決済する。そして、通常ポイントは運用などに回し、増やしていくというのが私の楽天経済圏の『寄せ活』です」(くぅちゃんさん)
旅行では「楽天トラベルボーナスプログラム」を活用
楽天トラベルからは旅行での「寄せ活」について紹介された。今年の年末年始は最大9連休ということもあり、楽天トラベルでは年末年始の9日間における国内旅行の予約泊数は11月中旬時点で前年同期比の1.2倍に増加しているという。
「楽天トラベルからおすすめの『寄せ活』は、2024年に開始した『楽天トラベルボーナスプログラム』です。過去1年間で楽天トラベルにおける国内宿泊の利用回数に応じ、対象施設を予約する際の楽天ポイントの進呈率が上がる仕組みで、2024年11月からレベルアップの条件が変わり、よりポイントが貯めやすくなりました」(楽天トラベル広報・稲田雪乃氏)
このプログラムのポイントアップの対象となっているのは全国約5,000の宿泊施設。今年の年末年始は海外旅行も好調で前年同期比の約1.2倍に伸長しており、台湾・韓国・ハワイが人気の旅行先となっているそうだ。
「12月27日まで『楽天モバイル・楽天トラベル史上 最強海外旅行キャンペーン』を開催中です。本キャンペーン中に楽天トラベルから海外旅行を予約していただくと、海外でのデータ通信を5ギガバイトまで実質無料でご利用いただけます」(稲田氏)
固定費での「寄せ活」として楽天モバイルからは年末年始、楽天モバイルをフル活用した生活術が伝えられた。
「楽天モバイルでは2023年6月より高速データ無制限の料金プラン『楽天最強プラン』をスタートし、これまで多くのお客様にご利用いただいています。楽天最強プランはどれだけ使っても月額最大税抜き2980円の高速データ無制限の料金プランです」(楽天モバイルマーケティング企画本部・深谷菜月氏)
今年6月にはプラチナバンドの商用化も開始し、屋内や高層ビルなどでの電波環境の改善に努めている楽天モバイル。契約者は楽天市場でのお買い物におけるポイントの倍率がプラス4倍となり、楽天会員プラス1倍と合わせると5倍のポイントアップとなる。
「第三者機関が行った通信4キャリアユーザーの経済圏利用に関する調査の結果では、楽天モバイル以外の通信キャリアを利用しているお客様にも、楽天カードや楽天証券といった楽天グループのサービスは多くご利用いただいています。楽天モバイルを含めて楽天経済圏にご利用サービスを寄せることで、より効率的なポイント運用が可能です」(深谷氏)
通常ポイントに利息がつく「貯めトクモード」も
楽天ペイメントのプレゼンでは、人気インフルエンサーの山本月さんも登壇。楽天ポイントカード提示でもらえる1%のポイントに加え、キャッシュレス決済アプリ「楽天ペイ」の支払いで1.5%が還元され、1回の決済で二重取りするかたちで最大2.5%の還元を受けられることが紹介された。
「楽天ポイントはファミリーマートとかで思い出した時に貯めているんですけど、楽天ペイのアプリをダウンロードするだけで簡単に貯められることは知らなかったので、もったいないことしていたなと思いました。現金で払うのは損ですね」(山本さん)
東京都では12月11日から都内の対象店舗で、商品購入やサービス利用の支払いを対象のQRコード決済で行うと、決済額の最大10%のポイントを還元するキャンペーンも実施。「楽天ペイ」のキャンペーンと併用すると最大30%還元を受けられるという。
最後は楽天ポイントのお得な活用術として、今年9月にリリースされた「楽天ポイントクラブ」アプリの新機能「貯めトクモード」が紹介された。
「このモードを『ON』に切り替えておくと保有する通常ポイントに毎月利息が付くようになります。モードの利用料は無料で、ポイントを使いたい場合はいつでも引き出して使うことができます。『貯めトクモード』が『ON』の方を対象に、最大10万円分相当の景品が毎週当たるキャンペーンを12月2日より実施させていただいております。この機会にぜひご活用ください」(楽天グループ顧客戦略部・桑山祐樹氏)