LAギャラクシーが全米制覇 [写真]=Getty Images

 MLSカップの決勝が7日に行われ、元日本代表DF吉田麻也と同DF山根視来が所属するロサンゼルス・ギャラクシー(LAギャラクシー)がニューヨーク・レッドブルズ(NYレッドブルズ)と対戦した。

 ウェスタン・カンファレンスを勝ち点「64」の2位で終え、メジャーリーグ・サッカー(MLS)の年間王者を決めるMLSカップへと駒を進めたLAギャラクシー。10年ぶりの優勝を目指す同クラブは、ラウンド16と準々決勝で見事に大勝を飾った。迎えた準決勝ではシアトル・サウンダーズFCを相手に1-0の辛勝。6回目の全米制覇に向け、NYレッドブルズとの決勝に進出した。イースタン・カンファレンス7位のNYレッドブルズと激突するファイナルでは、吉田と山根が揃って先発出場。吉田はチームのキャプテンも務めており、このゲームでサブに入った元ドイツ代表FWマルコ・ロイスらをまとめ上げて2014年以来の優勝を狙う。

 試合は前半から激しくスコアが動く。9分にLAギャラクシーがポゼッションで相手を押し込み、ハーフライン付近でボールを持ったガストン・ブルグマンがワンツーで中央を突破。ドリブルで運びながらスルーパスを出すと、抜け出したジョゼフ・ペインツィルがネットを揺らして先制点を挙げた。

 さらに直後の13分、LAギャラクシーのゴールキックからプレーが再開。長いボールは一度相手にクリアされたものの、こぼれ球を拾ったマーク・デルガドがワンタッチでデヤン・ヨヴェリッチへと繋ぐ。ドリブルで長い距離を持ち運びつつボックス内に侵入。左足でGKのタイミングを外すシュートを流し込み、貴重な追加点をマークした。

 対するNYレッドブルズも、28分に1点を返してリードを縮める。ゲームはLAギャラクシー優勢のままハーフタイムへと突入した。

 DFリーダーとして守備陣を牽引する吉田は、持ち前の危機察知能力を生かしたプレーで攻撃の芽を摘み取る。山根もレーンを使い分けながら積極的に攻撃参加。65分にはポスト直撃のシュートを放って相手ゴールを脅かす。結局、そのまま試合は2-1で終了。MLSカップ最多優勝を誇るLAギャラクシーが自らの記録を塗り替え、6度目の全米制覇を成し遂げた。

【スコア】
ロサンゼルス・ギャラクシー 2-1 ニューヨーク・レッドブルズ

【得点者】
1-0 9分 ジョゼフ・ペインツィル(ロサンゼルス・ギャラクシー)
2-0 13分 デヤン・ヨヴェリッチ(ロサンゼルス・ギャラクシー)
2-1 28分 シーン・ニーリス(ニューヨーク・レッドブルズ)

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