12月3日(火)の放送では、J-WAVEのワイド番組「GURU GURU!」内のコーナー「鈴木ジェロニモ 半径3mの違和感短歌」をナビゲートするお笑い芸人の鈴木ジェロニモさんが登場。短歌にハマったきっかけや、鈴木さんが主催している短歌ライブなどについて伺いました。
◆1回の収録で8本録り!?
れなち:ジェロニモさんが「GURU GURU!」内でやられているコーナー「鈴木ジェロニモ 半径3mの違和感短歌」は“日常の違和感”をキーワードに、毎週1つテーマを決めて、そのテーマにまつわる短歌を詠むコーナーだそうですね?
鈴木:はい。自分がつくった短歌を詠んで、それを自分で解説というか“こういう感情をもとに詠みました”というのを3分間(の放送尺)のなかでしゃべっています。
れなち:しかも“8本録り”なんですよね?
鈴木:「GURU GURU!」は週4日(月曜~木曜)の生放送なんですけど、そのなかで収録した僕のコーナーが毎回流れるので、1回の収録で(2週間分の)8本分を録っている感じです。
れなち:ということは、毎回8本の短歌を2週間でつくっている?
鈴木:そうなんです。だから、まだ番組は始まったばかりなんですけど“なぜ始まったんだろう?”って……(笑)。
れなち:ハハハ(笑)。
鈴木:“収録前日の夜なのにまだ4本しかできてない、どうしよう……”っていうときもあるんですけど、なんとか用意してスタジオに向かっている日々です。
れなち:大変だ……。そもそも、なぜ短歌を好きになったのですか?
鈴木:芸人になって2年目のときに、友人のSNSがきっかけで短歌のイベントに行ったんです。そのときまで“短歌といえば恋愛・情緒”というイメージがあったんですけど、そのイベントでは、日常の面白い瞬間を切り取ったショートネタを披露しているような印象を受けて、芸歴2年目の僕は“短歌って思ったより自分に近いところにあるんだな”と感じて興味を持ち始めるようになりました。
◆短歌にはビギナーズラックがある
れなち:短歌のルールについて教えてください。
鈴木:短歌は“5・7・5・7・7”の定型詩(一定の形が決まっている詩)なんですけど、それ以外はほぼないです。季語もないので、テーマも自由です。よく言われるのが、短歌は俳句と違ってビギナーズラックがあるんですよ。俳句は季語や歴史的文脈が大事なので、熟練になればなるほどうまくなりますが、短歌はたくさん詠んだからといってうまくなるかというとそうでもなくて、初めての人でも良いのが詠めたりします。
れなち:ジェロニモさんは、芸人さんたちをゲストに呼んだ短歌ライブも開催しているそうですが、本当の初心者の方も呼んだりするのですか?
鈴木:基本的には(短歌に)興味を持ってくれている芸人に声をかけていて、初めてでもすごくいい短歌を詠む人もいます。この前は、ダウ90000の蓮見(翔)くんに出てもらいましたが1位でした。
れなち:さすが「プレバト!!」(MBS/TBS系)の俳句タイトル戦で優勝しているだけありますね。
鈴木:そうそう。「俺、できちゃうんすよ~」なんて言って、ほかの出演者に嫌われていました(笑)。
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<番組概要>
番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55
パーソナリティ:山崎怜奈
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/darehana/