プレミアリーグ第15節が7日に行われ、アストン・ヴィラとサウサンプトンが対戦した。
ここまで14試合を消化したリーグ戦で6勝4分4敗を記録し、勝ち点「22」の8位につけているアストン・ヴィラ。ウナイ・エメリ監督の下で3年目を迎えた同クラブは、今季開幕から好調を維持して良好なスタートを切った。しかし、10月下旬より公式戦8試合未勝利と勢いがストップ。前節に久々の白星を挙げ、連勝を目指して最下位サウサンプトンとの一戦に臨む。なお、サウサンプトンに所属する日本代表DF菅原由勢はベンチスタートとなった。
試合は、24分にホームのアストン・ヴィラがスコアを動かす。GKを交えながらビルドアップを試み、ジエゴ・カルロスが自陣右サイドよりロングフィードを供給。ボールは一度相手にカットされたものの、ジョン・デュランが猛烈なプレスで即時奪回に成功する。DFを弾きながらドリブルで運び、ボックス手前から左足でシュート。今季リーグ戦初先発の“ジョーカー”が貴重な先制点をもたらした。
その後はアストン・ヴィラがゲームを支配しながら1点リードでハーフタイムに突入。8本のシュートを放った一方、サウサンプトンをシュート3本に抑えるなど優勢を保って後半のホイッスルが吹かれた。
追いつきたいサウサンプトンは、時間の経過とともに比重を前へと変化。リスクを負って得点を狙うが、ゲーム終盤にはオープンな展開からアストン・ヴィラが多くの決定機を作り出す。87分、アディショナルタイム2回の合計3度オリー・ワトキンスが最終ラインの背後を突破。いずれも得点に直結するビッグチャンスとなったものの、サウサンプトンが自陣深くでの数的不利な状況ながら粘り強い対応で守り抜く。
結局、そのまま試合は1-0で終了。アストン・ヴィラが逃げ切りリーグ戦連勝を飾った。なお、菅原に最後まで出番は訪れなかった。次節、アストン・ヴィラは14日にアウェイでノッティンガム・フォレストと対戦。サウサンプトンは15日にホームでトッテナムと対戦する。
【スコア】
アストン・ヴィラ 1-0 サウサンプトン
【得点者】
1-0 24分 ジョン・デュラン(アストン・ヴィラ)