400Fは、「オカネコ ふるさと納税の利用意向調査」結果を12月5日に発表した。同調査は2024年11月1日~11月4日の期間、全国の「オカネコ」ユーザー640人を対象にインターネットを用いて行われた。

  • 利用経験者 57.0%。うち95.9%は「今後も利用したい」、93.7%が「利用を勧めたい」と回答

ふるさと納税の利用経験について尋ねたところ、「利用している・したことがある」と回答した人は57.0%、「利用したことがない」と回答した人が43.0%という結果になった。

「利用している・したことがある」と回答した人に、今後の利用意向を聞いたところ、「今後も利用したい」(95.9%)、「今後は利用したくない」(4.1%)という結果になった。

さらに、同じく「利用している・したことがある」と回答した人に、ふるさと納税について迷っている友人や家族、知人がいた場合、どう思うか聞いたところ、「利用を勧めたいと思う」(93.7%)、「利用を勧めたいと思わない」(6.3%)、という結果になった。

  • 未利用者は、「利用開始時の手続きの複雑さや手間」を理由に挙げる方が多数。手続きサポートサービスの需要性あり

次に、ふるさと納税を「利用したことがない」と回答した人に、ふるさと納税に対する気持ちを聞いたところ、10%以上の回答で多いものから順に、「何から始めていいのか分からない」(41.8%)、「手続きが面倒」(34.9%)、「収入が少なくてできない」(28.4%)、「制度がよく分からない」(23.6%)、「どの自治体に納税するか迷う」(22.9%)、という結果になった。

利用開始時の手続きの複雑さや手間を理由に挙げている回答も多く、手続きサポートサービスの需要性がうかがえるという。

  • 利用者に聞くふるさと納税利用タイミングは?1位「年末」50.7%、2位「キャンペーン期間に合わせて」33.2%

ふるさと納税経験者に、ふるさと納税を利用するタイミングを尋ねたところ、最多は「年末(10~12月)」(50.7%)となり、次いで「利用しているふるさと納税サイトのキャンペーンに合わせて」(33.2%)、「特に決めていない」(24.4%)、「目当ての返礼品が旬となるタイミングに合わせて」(21.6%)、「年始(1~3月)」(11.2%)、「その他」(3.3%)と続いた。

また、ふるさと納税をきっかけに、家計の管理や資産形成について見直したり、考えたことはあるか質問したところ、「はい」(35.2%)、「いいえ」(64.8%)という結果になった。

さらに「はい(ふるさと納税をきっかけに、家計の管理や資産形成について見直したり、考えたことがある)」と回答した人に、その具体的な内容として当てはまるものを聞いたところ、1位「家計(収入・支出等)の見直しをした」(55.1%)、2位「その他の節税方法を検討した」(45.8%)、3位「資産運用方法の見直しをした」(38.7%)、4位「投資額の見直しをした」(35.1%)、5位「教育費や老後資金の積立計画を見直した」(15.1%)という結果になった。

3人に1人はふるさと納税をきっかけに家計・資産形成の見直しや検討を実施していることが分かった。