イヤホン、ヘッドホンにスピーカーなど、スマートフォン用周辺機器は近距離無線通信規格「Buetooth(ブルートゥース)」に準拠しているものがほとんど。もちろんiPhoneも対応しており、AirPodsシリーズなどApple純正のイヤホン/ヘッドホンはBluetoothでiPhoneと接続するしくみです。
それらBluetooth機器は、利用開始前に「ペアリング」と呼ばれる登録手続きを行います。登録したい機器をペアリングモードにしておき、iPhoneの「設定」→「Bluetooth」画面の下部に表示された機器名をタップすると、ペアリングは完了です(ただし一部の機器はパスコードの入力が必要)。
そのとき表示された機器名は、これまで原則として変更できませんでした。AirPodsシリーズは例外的に任意の名前に変更できましたが、サードパーティー製品は工場出荷時点の名前のまま使い続けるものとされてきたのです。
しかし、iOS 18.1の現在、そのような制限は存在しません。iPhoneにペアリング済で接続中のBluetoothデバイスであれば、名前は自由に変えられます。たとえば、名前を変更したいBluetoothイヤホンが接続されているとき、「設定」→「Bluetooth」の順に画面を開き、自分のデバイス欄のトップに表示されているBluetoothイヤホン(接続済み)の右横にある「i」ボタンをタップ、次の画面で「名前」欄をタップすれば、Bluetoothデバイス名を自分好みに変更できます。
なお、変更したBluetoothデバイス名が表示されるのは、iPhoneおよび同一Apple IDでサインインしたデバイスに限られます。新しい名前は対象デバイスのファームウェアに記録されるわけではないため、対象デバイスをAndroidやWindows PCでペアリングしようとすると、変更前の製品名が表示されます。