ヤクルトは6日、巨人から戦力外通告を受けた鈴木康平を育成選手での獲得を発表した。
鈴木のように12月に入ってから移籍を決めた戦力外通告組を見ていきたい。12月5日にソフトバンクを戦力外となった中村亮太投手が育成選手としてロッテに加入することが発表された。
中村はロッテ球団を通じて「地元に戻ってくることが出来て嬉しいです。小学校3年生の時に野球を始めてZOZOマリンスタジアムには何度も観戦に行きました。ファンクラブにも入っていました。思い入れが強く色々と縁のあるチームに呼んでいただき、本当に嬉しいです。育成からしっかりとアピールして3度目の支配下になれるように頑張ります。カーブとシンカーが武器だと思っているので、その武器でカウント球としても、決め球としても生かして結果を出していきたいです」とコメントした。
6日には今季からイースタン・リーグに加盟したオイシックス新潟が、DeNAを戦力外となった髙田琢登投手の獲得を発表した。
12月に入ってからはNPBだけでなく移籍先を社会人に決めた選手も出てきた。12月2日に、ミキハウス硬式野球部は元巨人の髙橋優貴投手が2025年1月1日から同硬式野球部で現役続行することが決まったと発表。
同日に2025年シーズンから社会人野球チームとして始動する「サムティ硬式野球部」にヤクルトを戦力外となった尾仲祐哉と広島を戦力外となった曽根海成の入団が決まった。曽根は野手コーチも兼任する。
一方で12月に入り、自身のSNSで現役引退を表明する戦力外組も出てきた。ソフトバンクを戦力外となった古川侑利と鍬原拓也、DeNAを戦力外となった村川凪、西武を戦力外となった高木渉などが現役引退を表明している。
意外にもBCリーグや四国ILplusへの移籍の報道がほとんどない。例年であればストーブリーグも落ち着き始めるところだが、まだまだ動きが活発になりそうな予感。戦力外組に新たな移籍先は見つかるだろうか。