女優の芳根京子が主演を務めるTBS系火曜ドラマ『まどか26歳、研修医やってます!』(来年1月スタート、毎週火曜22:00~)に吉村界人、小西桜子、堀田茜、佐野弘樹、岩男海史が出演することが7日、発表された。

『まどか26歳、研修医やってます!』新たな出演者が発表 (C)TBS

本作は、水谷緑著『まどか26歳、研修医やってます!』『あたふた研修医やってます。』『離島で研修医やってきました。」(KADOKAWA刊)を原作に、“お医者さんだって、幸せになりたい!”と願う主人公の研修医が、働き方改革で変わりゆく令和の医療現場で、「研修医はお客様」と皮肉を言われ戸惑いながらも、ベテラン医師たちの試練に立ち向かい、同期の仲間たちと励まし合って、医師として女子として、人生と向き合う濃厚な2年間を描いた成長物語。 TBSドラマは約10年ぶりの主演、火曜ドラマは初主演の芳根が、医師1年目のイマドキ研修医・若月まどかを演じる。

そして、まどかの指導医で外科医の菅野尊役に鈴木伸之、まどかの同期で研修医仲間の尾崎千冬役に高橋ひかると五十嵐翔役に大西流星。さらに、研修医たちにとって頼もしい先輩医師の城崎智也役に佐藤隆太、手塚冴子役に木村多江。まどかの前にふらっと現れる謎の男・角田茂司役に奥田瑛二が決定している。

■まどかのさらなる同期研修医に吉村界人と小西桜子

このたび、芳根演じる主人公・まどかのさらなる同期の研修医に吉村界人と小西桜子が決定。吉村が演じる研修医・桃木健斗は、同期の中で最年長。父親は大病院の院長、兄弟も医師という家庭環境で育ったということもありプライドが高いが、浪人して医師になったため周りから落ちこぼれと言われ、大きなコンプレックスを抱いている。そして、同期の横川萌に一目見た時から好意を持つが、全く相手にされないという役どころだ。

小西が演じる研修医・横川萌は、まどかたちとは違い女子医大出身。「女医は看護師よりモテない」という定説を裏切るゆるふわ系のモテ女子だが、現実主義な一面も持っている。どんなに忙しくてもメイクはバッチリで、男性のあしらい方がうまく思わせぶりな態度を取るが、本人に悪気はない。自由な価値観で育った萌は自己肯定感高めの女子である。

■頼れる外科専攻医に堀田茜、2年目研修医に佐野弘樹と岩男海史

さらにドラマを盛り上げる個性豊かなキャラクターとして、頼れる消化器外科専攻医に堀田茜、そして、まどかたちの1つ上の2年目研修医に佐野弘樹、岩男海史が決定。堀田が演じる専攻医・遠山瑞希は、まどかが研修医として勤める病院で2年の初期研修を終え消化器外科で働く専門研修真っ只中の先輩。まどかとは大学時代に同じサークルに所属していた3年上の先輩で、面倒見が良く何でも相談できる「姉」のような存在だ。

佐野が演じる研修医・桜井勇気は、1年目の研修医が困っていると率先して助けてくれるパワフルな研修医。根っからの陽キャで「地獄のカンファレンス」を要領よく乗り越えてきたコミュニケーション能力が高く頼れる先輩。岩男が演じる多田一朗は、9時5時厳守で帰る2年目の研修医。周りからは「ハイポ(あまり頑張らない)な研修医」と思われている。だが怠慢なわけではなく、勤務時間内に集中して仕事を終わらせオフの時間を趣味にあてる堅実タイプだ。

■吉村界人コメント

研修医役としての出演は今回が初になります。そして、自身とは対照的なキャラクターを演じることも挑戦と思っています。桃木はお金持ちでプライドが高いというキャラクターですが、誰しもが持つ根底にある弱さや裏にある正直さを体現できたらと思っております。
「今こそ踏ん張らないといけない、だけどユーモアは忘れずに。」という気持ちが見て下さる方々に伝われば幸いです。そして自分も役と同様に成長できたらと思っています。

■小西桜子コメント

はじめての医療ドラマ、医師という神聖な職業を演じることに背筋の伸びる思いですが、医師として女性として、令和を生き抜く等身大の姿を、みなさんと大切に作り上げていけたらと思います。
私が演じる萌は、自由な振る舞いと現実主義な一面がまさに今どきの女の子。濃い研修医期間を経て、萌がどのような変化をしていくのか見守っていただけたらうれしいです。
すでに同期5人の空気感は居心地が良く、みんなの姿から学ぶこともたくさんあり、私も新人研修医のような気持ちでお芝居させていただいてます。
この作品が新年を迎えられた皆さまの日々の彩りになりますように。精一杯がんばります!

■堀田茜コメント

外科専攻医の遠山瑞希役を演じます堀田茜です。
初めて台本を読んだ時から、とても元気をもらえる作品だと感じました。
右も左もわからない研修医たちが一人前になっていく姿は、どの職業の方でも自分と重ね合わせてしまうと思います。
私の演じる瑞希もまだ一人前ではありませんが、自分のことでいっぱいいっぱいになりながらも、後輩の研修医たちを見守っていきたいと思います。是非楽しみにしていてください!

■佐野弘樹コメント

私たちの生活になくてはならない医療の世界。助けてくれるのが当たり前。それが仕事なんだからと、もちろん誰も口にはしないけれど、心の一番奥底では無意識に思っているかも知れません。
でもそこで懸命に働いてくれているのは1人の人間で、私たちとかわらない誰かにとってのかけがえのない大切な人です。
そんな世界で生きている人たちを真っ直ぐに描いている作品です。この作品が豊かに、楽しんでもらえるよう精一杯向き合っています。放送を楽しみにしていて下さい。

■岩男海史コメント

初めて台本を読んだ時、この作品の“世代観”の切り口がとても魅力的だと感じました。
前時代を卑下するのではなく、その中にある確かなパワフルさと、現代の感性でどう向き合うのか・・・僕が演じる多田くんは、これまたユニークでクレバーな方法で日々を生き抜いています。
研修医チームの一員になったつもりで楽しんで貰えたら嬉しいです!

【編集部MEMO】
芳根京子は1997年生まれ、東京都出身。13年に『ラスト・シンデレラ』で女優デビュー。14年にNHK連続テレビ小説『花子とアン』で注目を集め、15年『表参道高校合唱部!』でドラマ初主演。16年にはNHK連続テレビ小説『べっぴんさん』でヒロインを務め、以降もドラマ『海月姫』『チャンネルはそのまま!』『半径5メートル』『真犯人フラグ』『オールドルーキー』『それってパクリじゃないですか?』『テレビ報道記者~ニュースをつないだ女たち~』『Re:リベンジ-欲望の果てに-』、映画『累 -かさね-』『居眠り磐音』『記憶屋 あなたを忘れない』『Arc アーク』『カラオケ行こ!』などに出演する。25年1月24日に映画『雪の花 -ともに在りて-』が公開予定。