フジテレビの宮司愛海アナウンサーが11月30日、Spotifyのポッドキャスト番組『宮司愛海のすみません、今まで黙ってたんですけど…』に出演。話し方に悩むリスナーにアドバイスを送った。

声がこもらないための改善法とは

宮司愛海アナウンサー

この日の配信では、「自分の発言を聞き返されることが多い。声がこもらないための改善法を教えてほしい」という男性リスナーのお悩みを紹介。宮司アナは、滑舌について、「よほどじゃない限りは、気にしすぎなくて大丈夫」だと伝えつつ、「“結婚式のスピーチでかまない方法を教えてほしい”って言われることが多いんですけど。かんでもいいですけどって思う」と主張。「ニュース原稿で3回も4回もかんでたら、“かんでばっかりで全然伝わってこないじゃん”って思っちゃうけど……」と前置きしながら、「結婚式のスピーチとか普通の会話で大事なのは、気持ちですから」と持論を語った。

続けて、「伝えたい気持ちがあれば、自然と気持ちが乗っかって、かむとかかまないとか気にならない。見え方をきれいにするというよりは、自分の気持ちを相手に伝えようとする考え方が大事」「自分の気持ちと向き合って、相手にどういうことを伝えたいか。その根本の部分を考えるほうが大事」だと熱弁した宮司アナ。「自信がないときに、声がこもりがち」だという相談者へ、「“声がこもらないようにしゃべろう”じゃなくて、“相手に伝わるように伝えてみよう”っていう気持ち。積極的に“何かを伝えたい!”という気持ちを持って、人と話をしてみるといいんじゃないかな」とアドバイスした。

そんな宮司アナも、大学時代は、「ボソボソしゃべるタイプ」だったと告白し、「歯並びが悪かったのもあるんですけど、うまく声が前に出ていかなかった」と吐露。その後、アナウンサーの仕事をするなかで、「バラエティ番組は、大きいスタジオで収録することもある。それに加えて、声が大きい芸人さんたちに、“では次は!”って割り込んで進行しなきゃいけない」と話し、「声を張らざるをえなくて。そこで、声の出し方を学んだ」と回顧。自身の経験から、「一回、自分が思っている3倍ぐらいの大きい声をワーッと出してみる。このぐらい声が出るんだ! っていう自信にして、声を前に飛ばす感覚を身に着けてみるのもいいかもしれない」と、大きな声を出すことを勧めていた。

【編集部MEMO】
2023年11月にスタートした『宮司愛海のすみません、今まで黙ってたんですけど…』は、フジテレビアナウンサー・宮司愛海がパーソナリティを務めるSpotifyオリジナルポッドキャスト番組(毎週土曜9時配信)。宮司アナは番組開始前、「入社9年目、会社員として働く毎日で感じたこと、思ったことを話します。アナウンサーとしての私、32歳の等身大の私。背伸びせずありのままの気持ちを言葉で表現したいと思っています。基本的には“ひとりごと”のつもりですが、時々素敵なゲストの方をお迎えしていくつもりです」とコメントを寄せ、「リスナーの皆さまからのメッセージや叱咤(しった)激励も織り交ぜながら、素敵な番組を作っていきたいと思っています!」と意気込んでいた。