カンテレのバラエティ番組『千原ジュニアの座王』(毎週金曜24:55~ ※関西ローカル)初のイベント『千原ジュニアの座王 in 日本武道館』が、来年3月11日東京・日本武道館で開催される。“笑いの総合格闘技”と呼ばれる『座王』の過酷な戦いにプレイヤーとして初参戦するケンドーコバヤシに、インタビューを敢行した。

  • ケンドーコバヤシ

    ケンドーコバヤシ

笑い飯西田、R藤本、ロングコートダディ堂前ら参戦表明

『座王』は、笑いの総合力が試されるショートネタで東西の人気芸人が競うお笑いバトル。プレイヤーは「大喜利」や「ギャグ」「モノボケ」「モノマネ」などのお題が書かれたイスを奪い合う“イス取りゲーム”を行い、座れなかった者が対戦相手を指名。お題に沿ったネタを披露する勝負を重ね、最後に勝ち残った者が頂点の“座王”となる。

格闘技の聖地・日本武道館で行われるイベントには、ケンコバを含む9人のプレイヤーの出場がすでに決定。通算勝利数トップ3の笑い飯・西田幸治、R藤本、ロングコートダディ・堂前透をはじめ、野性爆弾・くっきー!、フルーツポンチ・村上健志、錦鯉の長谷川雅紀と渡辺隆、ななまがり・初瀬悠太の参戦が発表されている。

番組の企画考案者でもある千原ジュニアとは若手のころから親交があり、ネタをジャッジする“審査委員長”を何度も務めているケンコバ。圧倒的な大喜利力で数々のお笑いイベントを席巻してきた“Mr.やりたい放題”は、プレイヤーとして臨む『座王』に何を企んでいるのか。

ジャイアント馬場さんの魂を背負って

――初参戦を控えた率直な思いを聞かせてください。

いろんな戦いを見てきましたけど、実は出場者が全員下手すぎてイライラしてたんですよね。イスから目を離してる時点でもう…。あ、お題への答えがどうこうっていうんじゃないですよ。イス取り合戦が下手やなと。

――ちょっと待ってください(笑)。ネタではなく、イス取りへのダメ出しですか?

もちろんですよ。回りながらカメラに手を振ったりするヤツもいるじゃないですか。あそこでイスから目を離すなんて、イス取り合戦を叩き込まれてきた俺としては、ありえへん!!と。テレビでようこんなことするわってイラついてたので、武道館では俺がイス取りの真髄を見せようと思ってますね。

――とはいえ、やはり笑いの実力者が激突するネタの勝負が気になります。すでに発表されている中で戦ってみたいプレイヤーは?

いや、ネタなんかどうでもいいんですって! ネタはおまけでしょ? 俺はイス取りだけで勝つんで。だってそういうゲームでしょ? イス取りを舐めんなよと思いますね。

――武道館の1万人の大観衆の中で戦うことになるわけですが、観客のいないスタジオとは違い、多くのファンに見守られながらのバトルということで、勝負に影響はありそうですか?

イス取りってもともとね、周りを囲まれて、見られながらやるもんですから。なのでそういったプレッシャーは全くないですね。

――やはり、あくまでもイス取りなんですね…。

あと、プロレスファンの思いとして、武道館といえば全日本プロレス、両国国技館なら新日本プロレスっていうのがあるんですね。今回は武道館なんで、ジャイアント馬場さんの魂を背負って闘おうと思ってますね。国技館ならアントニオ猪木さんでしたけど。

30年以上の付き合い…千原ジュニアに感じる変化

――最後に、30年以上のおつき合いになるMCの千原ジュニアさんについて、昔と変わったところと変わらないところを教えてください。

身長がちょっと小っちゃくなったんちゃうかな。昔はもっとデカかったんですよ。年齢のせいかもしれないですけど、たぶん物理的に縮んでますね。俺が伸びてるわけはないんで、絶対にあっちが縮んでます(笑)

でも、お尻の肉がゼロってとこは変わらないですね。ケツ肉がゼロ(笑)。普通、年を取ると肉がついていくもんやと思うので、そこはすごいなと思いますね。

決して止むことのないボケで、まさに“やりたい放題”の真骨頂を見せつけてくれたケンドーコバヤシ。武道館を揺るがすに暴れっぷりに期待したい。なお、追加の出場者は、今後随時発表される。

■『千原ジュニアの座王in日本武道館』

【日時】2025年3月11日(火) 17:00開場 18:00開演
【会場】東京・日本武道館
【出演】MC:千原ジュニア
    プレイヤー:ケンドーコバヤシ、野性爆弾・くっきー!、笑い飯・西田、R藤本、フルーツポンチ・村上、ななまがり・初瀬、ロングコートダディ・堂前、錦鯉 ほか

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