画面にふっと現れて最新情報を知らせる「通知」は、いまやiPhoneにとって欠かせない機能です。ニュースアプリであれば新着ニュースを、オンラインストアアプリであればセール情報を知らせてくれるなど、そのアプリの利用価値を高める働きを備えています。

しかし、通知はまったくの「無コスト」ではありません。通知を発信する側はさておき、テキストや画像などのデータを受信する我々エンドユーザ側には、通信機能を稼働させたうえでスリープを解除する、ディスプレイを点灯させる、通知音を鳴らす、という電力消費が発生します。

通知1件あたりの電力消費はわずかだとしても、塵も積もれば侮れない量となります。つまり、通知件数を減らせばバッテリーのもちを改善することにつながるのです。

とはいえ、通知を減らすことはそう容易ではありません。通知件数の多いアプリを削除/アンインストールすればいいという単純な話ではないうえに、アプリの数が増えれば個別の対応は難しくなります。

そんなときには「集中モード」を活用してみましょう。「おやすみモード」や「"仕事"集中モード」といったあらかじめ用意されている集中モードの多くは、デフォルトで通知を知らせない設定にしています。各モードの通知オプションには、通知を「常に知らせない」以外に「ロック中」という選択肢が用意されているので、スリープ解除だけでも止めたければ「ロック中」を選ぶという方法もあります。バッテリーのもちを少しでも改善したい場合に利用を検討してみては?

  • 通知が届く頻度は、バッテリーのもちに多少なりとも影響します