アウディジャパンは銀座に新店舗「Audi City 銀座」をオープンする。新たなブランド発信拠点であり、最新モデルや日本導入予定モデルなども展示する都市型ショールームだが、これまでの販売店とは何が違うのか。オープン前の店舗を取材してきた。
銀座のアウディ、どんな店?
「Audi City 銀座」(東京都中央区銀座7-3-5 ヒューリック銀座7丁目ビル1F)のオープンは12月7日。オープン前日のイベントに登場したフォルクスワーゲングループジャパン代表取締役社長兼アウディブランドディレクターのマティアス・シェーパースさんは、「世界の銀座にショールームを開設するのは長年の夢だった」と語った。
この店舗ではアウディの電気自動車「e-tron」(イートロン)シリーズを含む国内導入予定の最新モデルやAudi Cityでしか見られない特別車、コンセプトカーなどを展示する。最先端のデジタル技術を取り入れ、「これまでの概念にとらわれない新しいショールームサービス」をユーザーに提供するとのことだ。
ブランドの情報発信基地としての役割も担う「Audi City 銀座」。シェーパースさんは日本におけるアウディの現状について、「欧州、中国、アメリカと比べるとあまり知られていない。伝えることがたくさんあるのはいいことだ」とする。
「Audi City 銀座」では接客のやり方を根本的に変えるとシェーパースさん。具体的には営業マンを置かず、知識豊富で商品についてしっかりと来店客と会話できる「エキスパート」を配置するなどして新しい「アウディリテールエクスペリエンス」を追求するそうだ。