バルセロナがレヴァークーゼン所属のドイツ代表DFヨナタン・ターに関心を寄せているようだ。5日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』やドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
現在28歳のターは屈強な体格を誇るセンターバック(CB)。ハンブルガーSVの下部組織出身で、2013-14シーズン途中にトップチームデビューを飾った。2015年夏にはレヴァークーゼンへ完全移籍加入し、ここまで公式戦通算374試合の出場で15ゴール22アシストをマーク。昨シーズンは3バックの主軸として史上初のブンデスリーガ無敗優勝やDFBポカール制覇に大きく貢献した。
ターとレヴァークーゼンとの現行契約は2025年6月末で満了に。すでに契約最終年に突入しているが、選手本人が契約延長に後ろ向きであることから、来夏にフリートランスファーで退団することが濃厚とも報じられている。
報道によると、バルセロナがターへの関心を強め、来夏のフリートランスファーでの獲得に向けて動き始めているようだ。同クラブのデコSD(スポーツディレクター)はレヴァークーゼンに赴き、ターの代理人を務めるピニ・ザハヴィ氏との会談を行った模様。ジョアン・ラポルタ会長とザハヴィ氏が良好な関係性を築いていることも、獲得に向けて有利に働く可能性があると『ムンド・デポルティーボ』は指摘している。
バルセロナを率いるハンジ・フリック監督はターの能力を高く評価し、獲得を強く望んでいるとのこと。しかし、同選手に対してはバイエルン、レアル・マドリード、インテルら欧州屈指の名門も関心を寄せており、来夏に向けて獲得競争が勃発する可能性があるとも報じられている。