DeNAの三嶋一輝が「減額制限超えて下がりました」と複数年契約の最終年の契約を更新した。
今シーズンはわずか7試合登板で1勝1敗、防御率5.14に終わったことに「1年間早かったなって感じはしましたね。なんて言っていいかわかんないシーズンでしたね」とし「結果が物を言う世界でファームにいる時間が長くて…自分の思ってる理想と現実のギャップを本当に感じて、それが初めての経験でしたし…」と苦しかった胸の内を吐露。「プロ野球選手なので、ファームにいてはいけないともちろん思ってますし。その中でもやっぱり一軍に上がるためにっていう風にもちろん思うはずなんですけど、なんでできないんだろうとか、なんでこんなパフォーマンスしかできないんだろうとか、評価してもらえないんだろうとか。いろいろ考える時もありましたね」と続けた。
恒例となっていた厚木での自主トレも「もうやらないです」とし「厚木で約12年間、監督さんと一緒に始めてからずっとやらしてもらったんですけど、石田(健大)も山﨑康晃も、伊勢(大夢)、入江(大生)、石川達也が来てくれることになって」と経緯を説明した。
続けて「石田とヤスとも相談して、僕もずっと彼らのこと見てて、別に1人でもできるともちろん思うし、1人でやっていかなきゃいけないタイミングってのも来るだろうし。日本一になりましたし神奈川全体が盛り上がった時に、みんな1人の野球選手として、これからもまた戦っていかなきゃいけない。ちょうどいいタイミングなのかな」と告白した。
プロ14年目に向け「やっぱりもう1回プロで結果を出すためには、本当にいろんな覚悟持ってやらなきゃと思います」キッパリ。「もう結果出さないとダメなんで。本当に自分が思って、自分が感じるように。練習でもメンタルでも、本当にいいっていうものを見つけるまで、ちゃんと自分のことをしっかり理解して、厳しく考えていこうっていう風に思ってます」と並々ならぬ決意を言葉にした三嶋一輝。不屈の闘志を武器に、また輝く場所に戻ってくる。
写真・取材・文:萩原孝弘