コナミデジタルエンタテインメント(KONAMI)は、モバイルサッカーゲーム『eFootball ウイコレCHAMPION SQUADS(ウイコレ)』において、お笑い芸人のくりぃむしちゅー有田哲平さん、アンタッチャブル山崎弘也さんが「チーフ・ウイコレ・オフィサー」に就任することを発表した。
12月5日には「就任式」を開催。有田さんと山崎さんが登壇し、『ウイコレ』への愛や、「チーフ・ウイコレ・オフィサー」として実現したい野望などを語った。
収録中にボタンを押しちゃうことも? オフレコエピソード披露
『ウイコレ』は、世界のサッカー選手のカードを実写で収録しているモバイルサッカーゲーム。選手と戦術を組み合わせてフォーメーションを組んだら、試合は自動で展開される。
有田さんは、後輩芸人や関係者を交えて、独自のルールのもと、定期的に『ウイコレ』の大会を開催するほどの熱狂的なプレイヤー。山崎さんはゲーム内のランキングで世界一位になったことがあるほどのガチユーザーだ。
「こういう場にお笑い芸人が出てきて、『なりましたー』なんて言ったら、たまたまスケジュールが空いていたのかと思われるかもしれませんが、本気で『ウイコレ』をプレイしています」と有田さん。それが噂でKONAMIに伝わり、今回の「チーフ・ウイコレ・オフィサー」就任につながった。
山崎さんは「申し訳ないけど、開発者よりもゲームのことを考えていますよ。寝てるでしょ? 開発者の方って。我々寝ませんからね、(ゲーム内の)イベントによっては」とゲームへの情熱が止まらない。
ゲームを始めたきっかけを聞かれると、「サッカーの国際大会で感動したときに、サッカーに触れたい思って、ゲームを探しました。それで見つけたのが『ウイコレ』です」と有田さん。実際に選手を操作するわけではなく、自動で試合が進行するゲームのお手軽さが魅力だったと話す。
一方の山崎さんは「有田さんからの強引な勧誘」がきっかけだった。『ウイコレ』をダウンロードしたものの、そこまでプレイしていなかった山崎さん。「あとからゲームを始めた人がお金や時間をかけるとどこまで強くなれるのか実験したい」と考えた有田さんは、山崎さんからスマホを借りると、いろいろと操作を開始。ときおり「Face ID」の認証のため、山崎さんに顔を向けてもらい、勝手にガチャを回す。そうして「そこで、ある程度の選手をそろえてもらって、やり方を教えてもらってから、ハマっていきました」と、山崎さんは振り返る。
また、『ウイコレ』愛についてエピソードを聞かれると、有田さんは、ちょっとした時間にタップするだけで楽しめることから「収録以外の全ての時間」と回答。「もちろん、話を聞いてないわけではないんです。でも打ち合わせ中でもピッと押すとできちゃう。だからずっとつけっぱなしにできるんですよね」と話すと、続けて「カメラの前だから収録以外の時間と書いたんですけど、これはオフレコでお願いしたいんですが、生配信とか……ちょっとこう、こっちに置いてやっていることも……」と、エピソードを披露して会場を笑わせていた。
さらに、山崎さんが「夢の中でウイコレのガチャをしている」エピソードを話すと、有田さんが「これもオフレコでお願いしたいんですが、ザキヤマが病気で仕事を休むことがあったんです。『大変だな』とお見舞いの電話をしたら、『24時間ウイコレできます』という答えが返ってきました」と暴露。すると山崎さんは「生きるモチベーションが病気に勝つんです。だから『ウイコレ』が一番の処方箋だったかもしれません」と話していた。
続けて、「チーフ・ウイコレ・オフィサー」として実現したい野望を聞かれると、有田さんは「世界中に行って直接ビッグクラブと契約」、山崎さんは「国立競技場でウイコレ大会」と回答。特に山崎さんの野望では、「『ウイコレ』の映像をフィールドに映し出して、世界の名選手が動いているように感じる試合を実現したい。KONAMIさんならできます。物販手伝いますし、ウイコレホットドッグ売りますし」と、企画が止まらない。
2人が開発に直談判。3つの大型企画の開催が決定
「チーフ・ウイコレ・オフィサー」の就任を受けて、有田さんと山崎さんの2人と『ウイコレ』開発との打ち合わせも実施された。その結果『ウイコレ』を広めるための企画がいくつか実現することになった。
就任式では、その企画も発表。『ウイコレ』らしいガチャの演出で、山崎さんがボールを蹴ると、「有田・ザキヤマも参加予定 リアル大会 開催」「大型大会モード登場」「YouTube企画 始動」の3つが発表された。
「リアル大会」は、2025年3月に開催予定。有田さんは「僕らも参加しますが、予選で落ちていたら決勝には行けないガチンコの大会です」と説明する。
「大型大会モード」はユーザーが大規模な大会を作成できる機能。1000人以上が参加できる予定で、有田さん、山崎さんの意見を取り入れながら制作を進めているという。
「YouTube企画」では、eFootball チャンネルにて、2人がプライベートで開催しているウイコレ大会に密着した「ウイコレオフ会編」と、チーフ・ウイコレ・オフィサー就任の舞台裏を描いた「開発者座談会編」の計2本の動画を公開した。
なお、就任式では、『ウイコレ』ガチンコバトルも実施。総合力が26万を超えている自慢のチームを紹介しつつ、1点先取のルールで勝負した。
有田さんは「我々は“即チェンコ”と呼んでいるんですけど、笛がなった瞬間にシェフチェンコがドリブルしてそのままゴールを決めるのが特徴です」と紹介すると、山崎さんは「ロナウジーニョのエレガントパスからのハーランドが決める」のが得意戦術と説明する。
実際にキックオフすると、有田さんの“即チェンコ”は決まらず、ボールを奪った山崎さんがパス回しをするなか、前半15分54秒に有田さんのマテウスがロングゴールを決め決着。みごと勝利した有田さんがムバッペの腕を組むゴールパフォーマンスを披露した。