DeNAの大貫晋一が契約更改を行い「7000万円台」のダウンでサインしたと明かした。6年目の今シーズン昨年の5勝からひとつ増やしたが背中の故障もあり、目標の1年間ローテーションを守ることは出来ず。最終的には15試合に登板で6勝7敗、防御率2.85の数字に終わった。
球団からは「リーグ優勝することに、球団側もすごく力を入れて達成したいっていう話だったんで、僕もそのピースになれるようにという話をさせていただきました」とし「シーズン中から選手の方から出た意見や、僕自身が思うこともたくさんあったので。いい機会でしたので、すごくたくさんお話させていただきました」と選手会長としての意見交換も行ったと明かした。
今シーズンには「個人的には思うようにいかないシーズンだったなとは思います」と胸の内を吐露。続けて「なかなか上で投げている時もファームで投げてる時も、自分の理想というか、すごくいいピッチングができてるかっていうと、そうでもなかったので…」としながらも「試行錯誤しながらやることを増やしたり、逆に減らしてみたり。そういうチャレンジができたファームでの期間だったと思うので、それを今後の野球人生につなげていけるようにしたいなと思いました」と前を向いた。
理想として「あれができるんであれば1番いいと思うので、あの形で投げれるように」と日本シリーズでの最終登板時の再現を狙うとし、「しっかりとまっすぐで押しながら、変化球も使っていくっていうのがいい時の自分だと思ってるので。あれをできるようにしたいですね」と意気込んだ。
来季の目標は「規定投球回に到達したい。リーグ優勝の2つを成し遂げれるようにしたいなと思います」と言い切った大貫晋一。ハマっ子右腕はローテーションの軸として、チームを頂きに導く。
取材・文・写真:萩原孝弘