三笘薫(右)はフル出場 [写真]=Getty Images

 プレミアリーグ第14節が5日に行われ、ブライトンは敵地でフルアムと対戦した。

 ブライトンは前節終了時点で6勝5分2敗という成績を残し、勝ち点「23」を獲得。順位の近い他チームが既に今節の一部試合を終えた段階で5位につけているが、トップ4フィニッシュも狙える順調の滑り出しを見せている。

 直近3試合を2勝1分と無敗で駆け抜けるなか、今節はここまで5勝4分4敗の勝ち点「19」で暫定12位につけるフルアムの本拠地に乗り込む。ブライトンに所属する三笘薫は、6試合連続のスターティングメンバーに名を連ねた。

 試合は立ち上がりの4分、ブライトンの最終ラインに致命的なミスが発生。GKバルト・フェルブルッヘンから攻撃を組み立てようとしたところで、フルアムが怒涛のハイプレスでコースを制限すると、GKフェルブルッヘンからの縦パスをアレックス・イウォビがインターセプト。カルロス・バレバをかわして無人のゴールに流し込み、フルアムが先手を取った。

 早い時間帯で1点を失ったブライトンは、三笘の突破からゴールへ迫るシーンも作ったものの、前半には1点を返すことができずにハーフタイムへ突入。後半へ入ると56分、ヤン・ポール・ファン・ヘッケからの浮き球パスでジョアン・ペドロが背後を取ると、ダイレクトで落としにバレバが反応。ダイレクトで左足を振り抜くと、狙い澄ました一撃を突き刺し、ブライトンが試合を振り出しに戻した。

 このまま1-1で終盤へ向かうと、79分に再びスコアが動く。フルアムは左コーナーキックを獲得すると、アンドレアス・ペレイラの蹴ったインスイングのボールが、マット・オライリーに当たってゴールに吸い込まれる。セットプレーからフルアムが勝ち越しに成功すると、87分には再びハイプレスでボールを奪ったところから、左サイドでボールを繋ぎ、最後はボックス左で反転したイウォビが狙い澄ましたシュートを沈めてリードを広げた。

 試合はこのままタイムアップ。この結果、ブライトンは4試合ぶりの黒星を喫している。三笘はフル出場したものの、3試合連続ゴールとはならなかった。一方で、フルアムにとっては3試合ぶりの白星となった。

 次節は8日に行われ、ブライトンは敵地でレスターと、フルアムはホームでアーセナルと、それぞれ対戦する。

【スコア】
フルアム 3-1 ブライトン

【得点者】
1-0 4分 アレックス・イウォビ(フルアム)
1-1 56分 カルロス・バレバ(ブライトン)
2-1 79分 マット・オライリー(OG/フルアム)
3-1 87分 アレックス・イウォビ(フルアム)