トッテナムは公式戦3試合未勝利 [写真]=Getty Images

 プレミアリーグ第14節が5日に行われ、トッテナムは敵地でボーンマスと対戦した。

 ここまで6勝2分5敗となかなか波に乗り切れていないトッテナムは、前々節はマンチェスター・シティを4-0で撃破したものの、前節はフルアムとの試合を1-1のドローで終えており、なかなか連勝街道に乗ることができていない。今節は、ここまで5勝3分5敗の成績を残すボーンマスの本拠地に乗り込んだ。

 試合の均衡が破れたのは序盤の17分のこと。ボーンマスは右コーナーキックを獲得すると、マーカス・タヴァーニアーが左足でファーサイドめがけたボールを蹴り込む。ボックス中央からファーサイドへ流れたディーン・ハイセンがフリーでヘディングシュートを叩き込み、ボーンマスが先手を取った。

 前半はこのままボーンマスの1点リードで終了。後半へ入ると、1点を追いかけるトッテナムは57分にソン・フンミンを送り出す。すると60分、ピッチに立ったばかりのキャプテンが早速チャンスに絡む。敵陣左サイドで前を向いたソン・フンミンが、中央へのカットインからスルーパスを送ると、抜け出したジェームズ・マディソンがうまく反転し、右足でフィニッシュ。カーブのかかった一撃はわずかに枠を外れた。

 直後の65分にはコーナーキックの跳ね返りからペドロ・ポロが強烈なミドルシュートを放つなど、徐々に得点の匂いを漂わせていくが、72分にはミスが発生。GKフレイザー・フォースターからの縦パスをタイラー・アダムスに狙われ、一気にピンチを迎える。アダムスのシュートはGKフォースターが防ぎ、こぼれ球をエヴァニウソンに押し込まれる。ボーンマスがリードを広げたかに思われたが、ここはオフサイドのため得点は認められない。

 終盤に入るとボーンマスがより多くのチャンスを生み出したものの、これ以上スコアが動くことはなくタイムアップ。この結果、トッテナムはプレミアリーグで3試合ぶりの黒星を喫した。ヨーロッパリーグ(EL)も含めた公式戦では3試合未勝利が続く。対するボーンマスは今季初の連勝を飾り、トッテナムを抜いて9位に浮上した。

 次節は8日に行われ、トッテナムはホームでチェルシーと、ボーンマスは敵地でイプスウィッチと、それぞれ対戦する。

【スコア】
ボーンマス 1-0 トッテナム

【得点者】
1-0 17分 ディーン・ハイセン(ボーンマス)

【ゴール動画】ハンセンのゴールが決勝弾に