識学は、「"働く環境"に関する調査」結果を12月3日に発表した。同調査は2024年10月22日~10月25日の期間、20歳~35歳の会社員・公務員638人を対象にインターネットを用いて行われた。
新卒就活時に最も重要視していたことについて聞いたところ、「業務のやりがい」が28.1%で最多に。次いで、「福利厚生の充実」(25.2%)、「ワークライフバランスの充実」(23.0%)という結果になった。
続いて、実際に働いている中で重要と感じる環境について尋ねたところ、「ワークライフバランスの充実」が34.5%で1位となり、次いで「福利厚生の充実」、そして新卒就職時では求める環境で1位となっていた「業務のやりがい」が17.9%で3位という結果となった。
就職前と後で重要視するポイント(環境)は変わったか聞いたところ、42.5%が「変わった」と回答しており、約半数弱が実際に就職をしてから求める環境が変わったと回答した。
また、前の質問に「変わった」と回答した人を対象に、その求める環境が変わったことで転職を考えたことはあるか質問したところ、77.1%が「はい(転職を考えたことがある)」と回答した。
また、今の会社で働き続ける期間について尋ねたところ、結果は「5年以内」と回答した人が41.2%と多くを占めており、次いで「10年よりも先」(28.8%)、「1年以内」(15.0%)と続いた。
管理職を目指しているか聞いたところ、71.0%が「いいえ」と回答した。
「はい(管理職を目指している)」と回答した人に、その理由を尋ねると、最多は「給与が増えるから」という回答であり、管理職を目指している人の半数以上(61.6%)がそのように回答した。
一方で、「いいえ(管理職を目指さない)」と回答した理由については、「責任が重くなるため」が47.9%で最多となった。次いで、「ワークライフバランスが崩れると感じる」が43.9%となった。また、そもそもの出世欲がないという回答もあった。