チーフ・ウイコレ・オフィサーに就任した有田さん(左)と山崎さん(右)

 株式会社コナミデジタルエンタテインメントが手掛ける遊ぶモバイルサッカーゲーム『eFootball ウイコレ CHAMPION SQUADS』のチーフ・ウイコレ・オフィサーに有田哲平さん(くりぃむしちゅー)、山崎弘也さん(アンタッチャブル)が就任。発表会に登壇するとともに、『サッカーキング』の取材にも応えた。

 一時は同居するなど、公私ともに仲のよい先輩・後輩コンビとしても知られる両者は、数年来の『ウイコレ』ヘビーユーザー。有田さんはプロレス好き、山崎さんは野球好きとして知られているが、有田さんは15年ほど前くらいから世界のサッカーに関心を持ち始めたとのことで、「5、6年前ぐらいのサッカーの国際大会で感動」して『ウイコレ』を始めたとのこと。もともとは長く『ウイニングイレブン(現eFootball)』をプレイしていたが、操作が難しくなったこともあり、『ウイコレ』にハマっていったようだ。

 山崎さんは“強制的に”始めさせられたという、有田さんとの仲良しエピソードで会場を笑わせつつ、負けず嫌いが奏功し、ゲーム内で3カ月に一度開催されている世界大会で、優勝した経験も持つという。アンタッチャブルは相方の柴田英嗣さんがサッカー番組のMCを務めているなど、サッカーの印象が強い。その柴田さんにも「楽屋で大きい声を出しちゃうので」と『ウイコレ』を常にやっていることは知られているそうで、「世界一になったって言ったら、『世界一?!』とゲラゲラ笑っていました」とコンビ間のエピソードも触れた。

 その世界一になった様子は有田さんから見ても、「(アンタッチャブルが)M-1を取った時よりもウイコレで世界一になったときのほうが喜んでいました。間違いなく」とのことで、山崎さんも「もちろんM-1はものすごくうれしいことなんですが、ピンで取ったのはウイコレの優勝。私の中でのR-1グランプリみたいなところはあったかもしれないですね」と冗談を交えつつ、そのハマりぶり、熱中ぶりを話している。

 2人ともあくまでも“ウイコレがあってのサッカー”とのスタンスではあるとのことだが、現実世界のサッカーにも関心は多いようで、お互いの独身時代には「(リオネル)メッシの全盛期のプレーが見たくて」(有田)カンプ・ノウでのバルセロナ戦と、「ウェズレイ・スナイデルが好きで」(有田)ジュゼッペ・メアッツァでのインテル戦を立て続けに、一緒に観戦にも行ったとのこと。山崎さんも「国立競技場でのウイコレ大会開催」を発表会中に野望として掲げたが、有田さんから「カンプ・ノウは?」と振られると、サラッと「今改修中のカンプ・ノウね」と答えるなど、現在のサッカーニュースもしっかり追いかけているようだ。

 ゲーム内でのチーム強化には現実世界のサッカー情報も収集する必要があるが、有田さんは「カードのランクがあって、強いカードと弱いカードがあるんです。でも今のサッカー、まさにチャンピオンズリーグとか、ヨーロッパリーグとかを見ながら、『この選手、カード的には低いけど、取っておくべきだな』とか、『カードはレベルが高いけど、本当に活躍しているのかな』とか、相互作用があって。この間もカードの取捨を悩んでいる中、チャンピオンズリーグを見たら(レアンドロ)トロサールが得点を入れていたんですよ。『あー、外さなくてよかった』とか(笑)。育成とかも考えて、勉強になる」と、日ごろから深くチェックしている様子をうかがわせた。

 2人がチーフ・ウイコレ・オフィサーに就任したことに合わせ、『ウイコレ』ではYouTubeチャンネルで2人が関わるコンテンツを配信していくこと、2人が参加するリアル大会の開催、有田さんがコナミに要望した1000人規模の大会モード実装の3点が発表。今後も自分たちがドハマりしている『ウイコレ』を積極的に広めていくとしている。