ロジェ・デュブイのアイコニックなコレクションのひとつである「ナイツ オブ ザ ラウンドテーブル」から、最新モデルが登場した。今回主役となるのは、アーサー王伝説を語る上でなくてはならない存在の魔術師、マーリンである。この物語は、「巨人の石道」としても知られる北アイルランドに位置するジャイアンツ・コーズウェーを目指すストーリーであり、今回はその一部をタイムピースの中に収めたモデルとなっている。
【画像】精巧すぎる造りは圧巻のひとこと。緻密な作業で組み上げられたロジェ・デュブイの最新モデル(写真3点)
物語から引用したシーンを文字盤に表現した本モデルは、美しく整った六角形の石柱が海底からせり上がり、魔法のように美しい幾何学模様が描き出されている。ダイヤル部分には、ベースプレートとして18Kピンクゴールドが使用されており、六角形の形状をセッティングするための穴を精巧な機械で設置し、ブラックPVD加工を重ねて仕上げている。
2013年に本コレクションが誕生して以来、必ずすべてのケースバックに刻まれている「Around this table, the bravest knights will gather as equals. They will set forth in search of adventure, righting wrongs, protecting the weak and humbling the proud. (この円卓には、いずれも勇猛な剣士たちが平等に集うであろう。彼らは真実を求める冒険の旅に向かい、不正を正し、弱きを助け、強きをくじくことになる)」という引用は、今回もケースバックに刻まれているのが確認できる。
ブロック部分の仕上げは、56個のブロックをダイヤル上に積み重ねる作業を手作業で行っており、0.2mmから3.7mmの高低をつけながら六角形の塔を配置していくという緻密な作業は、熟練の職人たちの技術を感じられる。
なお、本作はブティック限定28本のみの限定モデルとなっている。
ナイツ オブ ザ ラウンドテーブル
Ref. DBEX1094、ブティック限定28本、ケース径45㎜、自動巻き。ピンクゴールド製ケース、ブラックPVD加工を施したピンクゴールドプレートに28個の玄武岩、9個のピンクゴールド、10個のブラックムラノガラス、9個のガラスから成るブロックを組み合わせたラウンドテーブル。ブラックカーフレザーストラップ。ピンクゴールド製フォールディングバックル。
価格:5742万円(税込)