LINEヤフーは、2024年に前年と比べ検索数が急上昇した人物や作品、商品をランキング形式などで発表する「Yahoo!検索大賞2024」を公開した。最も検索数が急上昇した「今年の顔」となる「大賞」のほか、ヒットが予想される商品を「ネクストブレイクカテゴリー(2部門)」(「人物」「商品」)として発表している。

  • 部門一覧

2024年1月1日(月)から10月1日(火)の集計データをもとに、最も検索数が急上昇した「今年の顔」となる「大賞」のほか、「人物カテゴリー(6部門)」(「俳優」「ミュージシャン」「アスリート」「お笑い芸人」「声優」「スペシャル」)、「作品カテゴリー(5部門)」(「アニメ」「映画」「ゲーム」「ドラマ」「楽曲」)、「商品カテゴリー(4部門)」(「飲料・食品」「家電」「ファッション」「自動車」)、「お出かけスポットカテゴリー(3部門)」(「遊園地・テーマパーク」「カルチャー施設」「商業施設」)が発表されている。また、今後の活躍が期待できる人物やヒットが予想される商品を「ネクストブレイクカテゴリー(2部門)」(「人物」「商品」)として発表している。

商品カテゴリー

飲料・食品部門

1位:未来のレモンサワー

急上昇理由:アサヒビールから発売された“世界初”本物のレモンスライス入りの缶チューハイ。6月、8月に首都圏・関信越エリアで数量限定で販売され話題になった。

2位から5位:

外はパリッと中はしっとりした食感のグミ「グミッツェル」、ドラマ「海のはじまり」で取り上げられ話題になった「鳩サブレー」、韓国で流行しているクリーミーな食感の「グリークヨーグルト」、ASMR動画などで多く取り上げられた「HARIBO チョコマシュマロ」がランクインした。

家電部門

1位:オムロン ウェアラブル血圧計

急上昇理由:腕時計のように装着できるウェアラブルタイプの血圧計。管理医療機器としての認証を取得しており、高精度な血圧測定が可能で、国内メーカーが開発した商品として話題になった。

2位から5位:

コンパクトなコードレスミキサー「Ninja Blast」、テレビの音量を上げなくても言葉が聞き取りやすくなる「ミライスピーカー」、「アメトーーク!」の家電芸人サマーセールで紹介され話題になった「リズム ハンディファン」、材料を入れるだけで温かいスープやおかゆができる「レコルト 自動調理ポット」がランクインした。

飲料・食品部門

1位:未来のレモンサワー

急上昇理由:アサヒビールから発売された“世界初”本物のレモンスライス入りの缶チューハイである。6月と8月に首都圏・関信越エリアで数量限定で販売され、話題になった。

2位~5位:

外はパリッと中はしっとりした食感のグミ「グミッツェル」、ドラマ「海のはじまり」で取り上げられ話題になった「鳩サブレー」、韓国で流行しているクリーミーな食感の「グリークヨーグルト」、ASMR動画などで多く取り上げられた「HARIBO チョコマシュマロ」がランクインした。

家電部門

1位:オムロン ウェアラブル血圧計

急上昇理由:腕時計のように装着できるウェアラブルタイプの血圧計である。管理医療機器としての認証を取得しており、高精度な血圧測定が可能。国内メーカーが開発した商品として話題になった。

2位~5位:

コンパクトなコードレスミキサー「Ninja Blast」、テレビの音量を上げなくても言葉が聞き取りやすくなる「ミライスピーカー」、「アメトーーク!」の家電芸人サマーセールで紹介され話題になった「リズム ハンディファン」、材料を入れるだけで温かいスープやおかゆができる「レコルト 自動調理ポット」がランクインした。

ファッション部門

1位:ウーフォス サンダル

急上昇理由:トレーニング後のリカバリーを目的に開発されたサンダルである。履き心地の良さを兼ね備えており、複数のメディアで取り上げられ話題になった。

2位~5位:

大谷翔平がアンバサダーを務める「ニューバランス」のスニーカー、スイス発のスポーツブランド「On」のスニーカー、MLBの公式選手用キャップを取り扱う「ニューエラ」のキャップ、フランスの高級ブランド「ロンシャン」のバッグがランクインした。

自動車部門

1位:トヨタ ランドクルーザー250

急上昇理由:4月に発売されたランドクルーザーの新シリーズである。原点回帰をキーワードに再構築されたデザインや高い実用性に加え、ランドクルーザー70、300とあわせてランクルシリーズが揃ったことも話題になった。

2位~5位:

8年ぶりのフルモデルチェンジとなった「ホンダ フリード」をはじめ、コンパクトSUV「ホンダ WR-V」、ラグジュアリーなコンパクトSUV「LEXUS - LBX」、1トンピックアップトラック「三菱自動車 トライトン」がランクインした。

お出かけスポットカテゴリー

遊園地・テーマパーク部門

1位:東京ディズニーシー・ファンタジースプリングス

急上昇理由:「東京ディズニーシー」の8番目となる新テーマポートである。ディズニー映画「アナと雪の女王」「塔の上のラプンツェル」「ピーター・パン」を題材とした3つのエリアと、一つのディズニーホテルで構成され、グランドオープンの前から多くのメディアで取り上げられ話題になった。

2位~5位:

映画やアニメの世界を当事者として楽しめる「イマーシブ・フォート東京(東京都)」、新エリア「魔女の谷」が話題になった「ジブリパーク(愛知県)」、全長約140mのウォータースライダー「メガアビス」が新登場した「ナガシマスパーランド(三重県)」、冒険体験型プール「MONSTER STREAM」がオープンした「東京サマーランド(東京都)」がランクインした。

カルチャー施設部門

1位:神戸須磨シーワールド

急上昇理由:西日本で唯一、シャチのパフォーマンスが見られる水族館である。6月の開業から約4カ月で来館者100万人を達成。シャチを見ながら食事を楽しめるブッフェスタイルのレストランも話題になった。

2位~5位:

任天堂がこれまで発売してきた商品が展示されている「ニンテンドーミュージアム(京都府)」、北陸新幹線金沢~敦賀間の開業で首都圏からのアクセスが向上した「福井県立恐竜博物館(福井県)」、インスタントラーメンを手作りできる体験工房が人気の「カップヌードルミュージアム(神奈川県、大阪府)」、日本庭園がアメリカの専門誌で20年以上1位に選ばれている「足立美術館(島根県)」がランクインした。

商業施設部門

1位:豊洲 千客万来

急上昇理由:東京・豊洲市場場外に開業した江戸の街並みを再現した商業施設である。美食と温泉が楽しめる新しい観光スポットとしてオープン直後からメディアに取り上げられ話題になった。

2位~5位:

高さ325mの日本一高いビル「森JPタワー」を中心とした複合施設「麻布台ヒルズ(東京都)」をはじめ、今年7月にオープンした「KITTE大阪(大阪府)」や「ゆめが丘ソラトス(神奈川県)」、ゴールデンウィークや夏休みに検索数を伸ばした「三井アウトレットパーク 木更津(千葉県)」がランクインした。

ネクストブレイクカテゴリー

人物部門(五十音順):

CANDY TUNE

ネクストブレイク理由:アソビシステムが手掛けるアイドルプロジェクト「KAWAII LAB.」から誕生したグループである。8月にリリースした1stシングル「キス・ミー・パティシエ」は10月にストリーミング再生が1000万回を突破。また「CDTVライブ! ライブ!」への出演なども話題となり、検索数が上昇した。

きゅるりんってしてみて

ネクストブレイク理由:「カワイイ・リアリズム」を追求する4人組のアイドルグループである。楽曲「きゅるりんしてみて」にあわせて踊るショート動画が数多く投稿され、また、本人たちが踊る動画も話題となり、検索数が上昇した。

3House

ネクストブレイク理由:2019年に「Purple Rain」でデビューしたメロウな楽曲と澄んだ歌声が特徴のR&Bシンガーである。4月にニューシングル「After Rain」をリリース。また9月にはGALA RESORT中洲で行われた「UTOPIA」への出演が話題となり、検索数が上昇した。

BOYNEXTDOOR

ネクストブレイク理由:HYBE MUSIC GROUPレーベル「KOZ ENTERTAINMENT」所属の6人組ボーイグループである。7月にリリースした1stシングル「AND,」で日本デビュー。「SUMMER SONIC 2024」などの音楽フェスや音楽番組、バラエティー番組への出演が話題となり、検索数が上昇した。

ライアン鈴木

ネクストブレイク理由:「エンタメ英語動画」を発信する動画クリエイターである。25歳の時に英語に目覚め、本格的に学び始めた。YouTubeチャンネルで発信する旅動画が話題となり、検索数が上昇した。

商品部門(五十音順):

ちゃん系ラーメン

ネクストブレイク理由:「〇〇ちゃん」という店名のラーメン店の総称である。赤い看板に白抜きの文字で店名が書かれていることが多く、澄んだ醤油のスープや切りたてチャーシューが特徴。

ドバイチョコレート

ネクストブレイク理由:ドバイのチョコレートメーカーが考案したザクザクとした食感のスイーツである。ピスタチオペーストとトウモロコシの粉で作る乾麺「カダイフ」がチョコレートでコーティングされている。ASMR動画をきっかけに話題となり、韓国を中心に若い世代に人気である。

めじるしアクセサリー

ネクストブレイク理由:傘やペットボトルなどに自分の持ち物の目印としてつけるチャームである。アニメで人気のキャラクターや動物、食べ物など、さまざまなモチーフの商品がガシャポン※で販売されている。

※「ガシャポン」は株式会社バンダイの登録商標である。

ラブブ

ネクストブレイク理由:アーティストのカシン・ローンによるキャラクターである。BLACKPINKのメンバー・リサが、アートトイメーカー「POP MART」が発売しているフィギュアとの写真を投稿したことで話題となった。

リッププランパー

ネクストブレイク理由:唇に塗ることでふっくらとさせることができる美容液である。カプサイシンなどの成分によってピリピリとした刺激を与え血行を促進する。保湿成分や美容成分が配合されており、リップケアとしても使える商品である。

人物カテゴリー

大賞:大谷翔平

急上昇理由:MLBのロサンゼルス・ドジャース所属である。54本塁打、130打点で2年連続の本塁打王と初の打点王を獲得するとともに、MLB史上初となるシーズン50本塁打50盗塁を達成し、検索数が上昇した。

俳優部門

1位:河合優実

急上昇理由:ドラマ「不適切にもほどがある!」や映画「ナミビアの砂漠」など話題の作品に出演した。また、「あさイチ」「アナザースカイ」など数多くのテレビ番組にも出演し、検索数が上昇した。

2位〜5位:

「Eye Love You」で日本のドラマに初出演したチェ・ジョンヒョプ、「ブルーモーメント」でヒロイン役を演じた出口夏希、「アンメット ある脳外科医の日記」に出演した若葉竜也、「西園寺さんは家事をしない」で主演を務めた松本若菜がランクインした。

ミュージシャン部門

1位:Number_i

急上昇理由:2024年1月1日にデジタルシングル「GOAT」でデビューした。4月にはアメリカ・カリフォルニア州で開催された世界最大級の音楽フェス「コーチェラ」に出演。また、9月にリリースされた初のフルアルバム「No.Ⅰ」がSpotifyで世界4位にランクインし話題となった。

2位〜5位:

「ライラック」から「familie」まで5カ月連続リリースを行い、日本のバンド史上最年少でスタジアムツアーを開催したMrs. GREEN APPLE。「Supernatural」で日本デビューを果たしたNewJeans、CDデビュー10周年を迎えたWEST.、サバイバルオーディション番組から誕生し「MIRAI」でデビューしたME:Iがランクインした。

アスリート部門

1位:大谷翔平

急上昇理由:(大賞の記載を参照)

2位〜5位:

バレーボール男子日本代表としてパリ五輪に出場した髙橋藍、春場所で110年ぶりとなる新入幕での幕内最高優勝を果たした尊富士、パリ五輪柔道で金メダルを獲得した阿部一二三、角田夏実がランクインした。

お笑い芸人部門

1位:やす子

急上昇理由:元自衛官であることを生かしたネタでブレイクしたピン芸人である。数多くのバラエティー番組やCMに出演し検索数が上昇した。また、「24時間テレビ」ではマラソンに挑戦し、81kmを走破して話題となった。

2位〜5位:

「水曜日のダウンタウン」のドッキリ企画で話題となったひょうろく、「ラヴィット」に出演し知名度を上げた元消防士の筋肉芸人・青木マッチョ、「THE SECOND」で優勝し数多くのテレビ番組に出演したお笑いコンビのガクテンソク、「千鳥の鬼レンチャン」の「サビだけカラオケ」で10連チャンを達成し話題となったハリウリサがランクインした。

声優部門

1位:菊池こころ

急上昇理由:アニメ「ちびまる子ちゃん」の主人公・まる子の2代目声優である。34年間、同役を務め、3月に亡くなったTARAKOの後任として発表され検索数が上昇した。初回放送後には「ちびまる子ちゃん」がXでトレンド1位になるなど話題となった。

2位〜5位:

アニメ「ラーメン赤猫」などの声優を務めるとともにドラマ「西園寺さんは家事をしない」への出演が話題となった津田健次郎、NHKの連続テレビ小説「虎に翼」への出演が話題となった田中真弓、「ラブライブ!スーパースター!!」で澁谷かのんを演じた伊達さゆり、「とある魔術の禁書目録」シリーズへの出演や写真集「MORE MORE MORE」で注目を集めた井口裕香がランクインした。

スペシャル部門

1位:森香澄

急上昇理由:「令和のあざと女王」と呼ばれる元テレビ東京アナウンサーである。「酒のツマミになる話」など数多くのバラエティー番組に出演し検索数が上昇した。また、ファースト写真集「すのかすみ。」も話題となった。

2位〜5位:

YouTube「佐久間宣行のNOBROC TV」への出演がきっかけでブレークした福留光帆、「呼び出し先生タナカ」など数多くのバラエティー番組に出演した村重杏奈、Netflix「極悪女王」のモデルとなったダンプ松本、13年ぶりに地上波のテレビ番組に出演した鈴木えみがランクインした。

作品カテゴリー

アニメ部門

1位:マッシュル-MASHLE-

急上昇理由:「週刊少年ジャンプ」で連載され2023年7月に完結したコミックが原作のアニメ作品である。2024年1~3月に第2期が放送され、5月には続編の制作が発表され話題となった。

コメント:アニメ「マッシュル-MASHLE-」プロデューサー 古橋宗太
「Yahoo!検索大賞2024、アニメ部門1位となりました! 多くの方が作品に興味を持って検索してくださったおかげです。皆様の応援のおかげで続編の制作が決定しました。アニメだけでなく開催中のイベント「MASHLE PARK」などこの先も様々なことを仕掛けていきますので、来年以降も「マッシュル-MASHLE-」のことをたくさん検索して応援していただけると嬉しいです! よろしくお願いいたします。」

2位〜5位:

マンガアプリ「少年ジャンプ+」で連載中の松本直也の漫画を原作とした「怪獣8号」、日向夏によるライトノベルを原作とした「薬屋のひとりごと」、主人公・まる子の2代目声優が注目を集めた「ちびまる子ちゃん」、タカラトミーが発売している玩具を題材とした「BEYBLADE X」がランクインした。

映画部門

1位:劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦

急上昇理由:バレーボールに懸ける高校生たちを描いた古舘春一によるコミックが原作の映画である。テレビアニメ「ハイキュー!!」の続編となる劇場版で、烏野高校 vs. 音駒高校のエピソードが描かれ、全世界の興行収入が200億円を突破するヒット作品となった。

2位〜5位:

シリーズ第4作目にして初の応援上映が行われた「キングダム 大将軍の帰還」、謎の連続爆破事件を描いた「ラストマイル」、世界興行収入がアニメ映画歴代最高の8位となった「インサイド・ヘッド2」、不動産ミステリー小説を映画化した「変な家」がランクインした。

ゲーム部門

1位:龍が如く8

急上昇理由:2005年に1作目が発売された「龍が如く」シリーズの最新作である。発売後1週間の全世界累計販売本数が、同シリーズ過去最速で100万本を突破し話題となった。

2位〜5位:

シリーズ30周年記念作品「パワフルプロ野球2024-2025」、操作していなくてもゲームが進行する放置系RPG「キノコ伝説:勇者と魔法のランプ」、1997年に発売された作品をリメイクした「FINAL FANTASY VII REBIRTH」、縦持ち放置型RPG「聖闘士星矢レジェンドオブジャスティス」がランクインした。

ドラマ部門

1位:虎に翼

急上昇理由:日本初の女性弁護士および裁判官の一人である三淵嘉子をモデルにしたストーリーである。伊藤沙莉が主演を務めたNHKの連続テレビ小説で、最終回の予想外な展開や米津玄師による主題歌「さよーならまたいつか」が話題となった。

2位〜5位:

紫式部の生涯を描いたNHK大河ドラマ「光る君へ」、目黒蓮が月9初主演を務めた「海のはじまり」、宮藤官九郎脚本の「不適切にもほどがある!」、二宮和也主演の「ブラックペアン シーズン2」がランクインした。

楽曲部門

1位:Bling-Bang-Bang-Born

急上昇理由:R-指定、DJ松永によるHIP HOPユニットCreepy Nutsの楽曲である。アニメ「マッシュル-MASHLE-」第2期のオープニングテーマに起用されたほか、この曲に乗せて踊る通称「BBBBダンス」がTikTokなどに多数投稿され話題となった。

2位〜5位:

菅田将暉の弟でマルチクリエイターのこっちのけんとの楽曲「はいよろこんで」、CMやアニメの主題歌に採用されたMrs. GREEN APPLEの「ケセラセラ」「ライラック」、TikTokに投稿したデモ音源がきっかけで話題になった友成空の「鬼ノ宴」がランクインした。

算出方法:

人物カテゴリー、作品カテゴリー、商品カテゴリー、お出かけスポットカテゴリー

2024年に、集計期間内の1日あたりの平均検索数が、前年と比べ増加した人物・作品から選出。
集計期間:2024年1月1日(月)~10月1日(火)

ネクストブレイクカテゴリー

今後、検索数が伸びそうなキーワードを予想する「トレンド指数(※)」を用いて選出。 ※トレンド指数:対象期間うち、直近のデータの比重を大きくなるようスコア化したもの。
集計期間
人物部門:2024年10月21日(月)より直近1年間
商品部門:2024年10月28日(月)より直近1年間

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